@車内
オンニたち、誰か助けて下さい。無言辛すぎます。
私達が来たのは大きなショッピングセンター。
車から、降りると、グクオッパが私の手を引っ張っ
た。
グクオッパに手を引かれ、可愛い洋服屋さんに連れ
てかれた。
こんなに、真剣に選んでくれるんだ…。
不覚にもときめく。しばらく、グクオッパを見てい
ると…
ラッキーなファンか…。グクオッパにとって、私
は、自分のファンとしてしか映ってないのかな。
胸がチクリと痛んだ。
グクオッパがワンピースを選んでくれている間、私
も店内を見て周りながらそんな事を考えていた。じ
ゃあ、ハナオンニとかにはどう接するんだろ。私と
同じように欲しい物があったら買ってあげるのか
な。心がモヤっとした。ダメだ、と思い前を向く
と、あるワンピースが目に止まった。
あなたちゃん、シンデレラ大好きです。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。