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第1話

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2018/03/18 03:03
梨衣
ママ!!ママ!!!!!
お兄ちゃんがぁっ!!!
私は助けて欲しくて必死に叫んだ。
梨衣
ママぁっ!!ママぁっ!!!





助けて…
母親
梨衣!?どうしたの!?



母が慌てて部屋に入る。
梨衣
お兄ちゃんがぁっ😭




その当時、8歳だった私はボロボロ泣いて母に縋った。
母親
颯仁!!!!



母ももちろん、顔を青ざめて


颯仁(お兄ちゃん)を見た。



梨衣
助けてっ…ママ!!
母親
颯仁!!!




颯仁は母の声に反抗するように暴れ出す。
颯仁
グウゥァァァァアア!
梨衣
ママっ!
颯仁
俺にィ……俺に命令すんじゃ
ねぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!
アァアァァァァアア!



いつもより鋭く尖らせた犬歯を向け、止めようとする母に飛びかかった。




母親
きゃぁあっ!?


一瞬で視界が


真っ赤に染まった。





母の血だ…。
梨衣
ママ!?ママ大丈夫!?
母親
ううっ……痛いっ…


母の腕には颯仁の犬歯が突き刺さって貫通したあとがある。


流れ出る血。


私は泣きながら見守るしかできなかった。


















颯仁
……見てんじゃねぇ……



犬のように手を舐めた颯仁が今度は梨衣に向かって犬歯を見せた。
梨衣
…おに…い…ちゃ…ん…



怖くて怖くてなく声も出ない私は
ただ震えて私を狙う颯仁を見てる。




梨衣
お兄ちゃんやめてっ!!!
颯仁
グウゥァァァァアア!!!!!ウゥァァァァァ!
梨衣
きゃぁぁぁぁあっ!!!!


今度は私に向かって犬歯を向け、私に噛みつき、押し倒した。






梨衣
きゃ……
母親
梨…衣……!




腕が血塗れの母が苦しそうに

私の名前を呼ぶ。






梨衣
……………。













もう、その時から


















































私の記憶はなかった。




✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃
これは梨衣が8歳の頃からの話になります!

梨衣の吹き出しは幼い口調です、

吹き出しのないところは大きくなった梨衣の表現…?みたいになってます((よく分からん
なんかお兄ちゃん(颯仁)キチガイ君ᵃⁿᵈ厨二病くんみたいだけど…笑

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