思い出しただけで反吐がでる。

そう、あいつ 健徒が私の彼氏。


ううん(-ω-｡)今はもう、元彼氏。

私は、見事に由利(お馴染み)に負けた。

キーンコーンカーンコーン

予鈴が響く。

そして、女子に人気の、若い男の数学教師が入ってきた。




はあ、暇。
と思いながら、窓の外を見ていた

アハハ  と笑いが起こった。

笹倉 未希は、女子の中でもカースト上位の人物で、いつもクラスを笑かしていく。

鈴木 綾子 こいつは、美人なのに、髪を金髪にして、ギャルやってるような奴。

ギャルだからか、こいつも明るい性格だ

キーンコーンカーンコーン

ガタガタ ガタ

[ありがとうございましたー]

数学教師が出ていった

そして、次々にかえって行く

聞こえてるんだよ

はぁ、早くアルバイト行こ。

遅れてしまう。

学校を出た。

外から見える景色は、キレイな夕暮れだった。

お客さんにいい感じに気をつけて使いながら、バイトを終わらせた

外に出ると、もう、夜になりかかっていた。

LINEで、お母さんに、[今終わった。]って送る

今日は、少し寄り道して帰ろう。そう思って、ダムの前まで来た。

ダムは、キレイで太陽は、少し隠れていた。

そう呟いた。

そして、また1日が始まった。

今日は、土曜。本当なら健徒とデートを満喫するはずだったけど、。昨日の会話を聞いたから、もう、早起きする必要なんて、なかった。

リビングに着いた。
もうお母さんは、仕事に行っていた。


もう冷めてしまった朝食をレンジでチンするためにお皿を持ちあげると、メモの紙が置いてあった。

[仕事に先にいってくるね！冷めてるから、レンジ使ってねー！]って書いてある。我ながら、良い母を持ったな、と思う

健徒から、[ごめん！熱出たから行けない！]って送られてた。
いや、もっと他の言い訳あるでしょ。とか思いながら、こう返信しといた、[了解]と。

送ったら、すぐに既読が着いた。

[あっ！ごめん！やっぱり遊べる！ハチ公前集合で！]

[今すぐ来て！]と送られてきた。ん？おかしいと思いながらまた、[了解]と送った

いつも決まりのように使う会話。

由利が健徒に抱きついた。

 別に、毎回やられてるせいか、そこまで傷つかなかった。

そういって、その場から抜け出した。

我を忘れて働いた。自分の気持ちを忘れさせてくれるように、たくさんのたくさんのお客さんが来た。

ありがたかった。

そして、また同じダムへと向かった。

前来たよりも、暗いような気がした。

泣いた。静かに泣いた

ダムから飛び降りた。[飛び降り自殺]