前の話
一覧へ
次の話

第3話

°。~2~
13
2021/01/09 22:29
菜乃葉
………( ^-^)
理仁
悪かったってば…"菜乃葉"。
軽々しく名前で呼ぶな…


にしても、こんなに冷めるとは…
我ながら恐ろしい。
菜乃葉
…理仁くん。
菜乃葉
シンプルに辞めて。
理仁
え~?何を?
無自覚の恐怖とはこのことである…
菜乃葉
その菜乃葉呼び。
私、理仁くんに"は"呼び捨てされたくないんだけど。
理仁
ちぇ、ケチ~
ぶーぶーと異議を申し立てる理仁くん…
と、同窓会の会場である区営のセンターから最寄りである地下鉄の駅が目に入った。
菜乃葉
あ、私地下鉄だから…
理仁くんは自分の車でしょう?
ふふんっ、同級生達と理仁くんの会話、聞いてたんだから。
一瞬の間を挟んだ後、理仁くんの口から紡がれる衝撃的な一言。
理仁
車、乗ってく?
いや、ほぼほぼ理仁の発言は爆弾だけども。


爆発寸前の爆弾だよ、うん。
菜乃葉
は?
理仁
だってぇ、僕の大切な菜乃葉が帰宅ラッシュの地下鉄やバスに乗って…
更に、痴漢でもされたら…
菜乃葉
その心配は杞憂に終わるよ、大丈夫。
理仁
…まぁまぁ、乗りなって!
移動費、浮くよ…?
はっ。移動費っ…
~~
理仁
では、出発!
…だってだって、移動費浮くんだもん!
仕方ないと思って欲しい()
菜乃葉
で、どうして頑なに自分の車に乗せたかったわけ…?
赤信号になったので質問してみた。
理仁
ん~、まぁさっきの理由も本当なんだけど…
理仁
そう言うってことは違うよね…
まぁ、大正解~
車が発進する。
助手席から見た理仁の顔が心なしか夕日より赤い気がした。
何故…(鈍感)
理仁
まぁ、菜乃葉と一緒に居たいから…かな。
菜乃葉
…ごめん、聞こえなかった。
onemoreplease?もう一回
理仁
…やだ。
1年分の勇気使っていったもん。
1年分の勇気…
流石に盛りすぎでは…?
というか、「もん」とかそのカワイイ系言葉遣いどうにかならないものなのか…
やはり、コイツチャラ男である。
理仁
はいっ、到着。
目の前に見えるのは。
菜乃葉
ファミレス…?
理仁
そ、二人だけの二次会…ってね☆
そのうち、貴方誘拐罪で逮捕されますよ…
いや、逮捕されればいい()

プリ小説オーディオドラマ