馬鹿みたい。
北川さん、嫉妬をやめなよ。
相田さんが
いつの間にか、わたしたちの
すぐそばにいた。
はぁ?
なによ?
わたし、タカムラくんと同じ中学校だった。
学年というか、学校で1番可愛い女の子と
付き合ってた。
アイドルに簡単になれちゃいそうな。
みんな、あの子をみたら
すぐ、諦めちゃうくらい
可愛かったよ。
自分がタカムラくんに、
相手にされないからって、
ミイコさんや、桜木さんに
嫉妬するのやめたら?
。。。
そんなんじゃない!!
北川さんが、目を真っ赤にして
泣くのを必死にこらえた表情で、
走っていってしまった。
すごーい!
相田さん、めっっっちやカッコイイ!
ありがとう。
相田さん!!
相田さんは、硬い硬い表情していた。
ううん。
見てられなかったから。
ありがとう!!
あいつ、同じ塾だったんだ。
すげーやな奴。
そういえば、
ミイコ、中学生時代に、
受験のためと、
塾にかよっていたっけ。
でしょうね。
わかります。
相田さん!!
ゆうかとだけじゃなく、
わたしとも仲良くしてください!
あなたの女っぷりに
惚れました!
ちょっと!
なにそれー!
さっきまでの緊迫した雰囲気は
どこへやら。
3人は、大笑いしていた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。