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2021/11/09

第107話

禁断の恋 jm





   明るい照明に 、アルコールの匂い





   キラキラと光る腕時計を見れば





   8:00を指す針





   もうすぐだ





   古びた扉に視線を移せば





   きぃ 、と軋む音を立て 、ゆっくりと開く





   ふわ 、と少しカールのかかった栗色の髪に





   白くて綺麗な肌




jm
jm
  あなたさん 、こんばんは  





   そう 、声をかければ





   嬉しそうに顔をほころばせる





   … あぁ 、可愛い





   溢れそうになる気持ちは押さえつけて 。




jm
jm
  今日も僕指名してくれる ?  
you
you
  はいっ 、
jm
jm
  ふふ 、嬉しい ㅎ   
ありがとう





   細い腰に手を回し 、ゆっくりと歩く





   ふわ 、と香るホワイトムスク





   雰囲気も 、笑顔も柔らかくて





   そんな彼女に一目惚れして





   けど 、分かってる





   これがいけないってことくらい





   なぜか 。





   それは 、僕が契約書にサインしたから





   " お客様と恋愛関係に発展しないこと "





   お金が必要だった僕には 、この道しか無かった





   今だって 、教養も能力も





   全部全部無い





   あるのは 、女の人を喜ばせる愛嬌だけ





   だから 、この仕事を続けるしかない





   せめて 、ホストとしての寿命が来るまで




you
you
  じみんさん髪色変えました 、? 
jm
jm
  そうそう !
気付いてくれたのあなたさん
が初めてだ ㅎ





   そう言って 、ぎゅ 、と抱きついてみる





   これは 、ホストでも許されない行為だろうか





   けれど自分なりに線は引いているつもりだ





   前 、ひょんに




.
.
  あまり1人の客に肩入れするな  
.
.
  じみなの気持ちは分かるけど
お前はここと契約してるんだよ
.
.
  … 諦めろ  





   と言われた時から





   やっぱり僕には無理か





   そう 、少しは目も覚めた





   けれど 、僕はそこまで割り切れるさっぱりした人間じゃない





   せめて 、彼女が 、この店に来なくなるまで 。





   僕が 、この店を辞めるまで 。





   僕たちが 、会わなくなるまで 。




you
you
  じみんさん 、また来週も来て  
いいですか ?
jm
jm
  うん 、もちろん  





   彼女の目に 、僕が映らなくなるまで 。




   end






   前回の続きのようなものです