第2話

Cream Soda
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2020/04/25 08:06
深澤side


あなた「舘様 何作ってるの〜?」


湯上りの濡れた髪をタオルで拭きながらあなたがキッチンにやってきた。
飲み物でも探しに来たのだろう。

半袖のTシャツにショートパンツというスタイルで、
すらっとした白い手足が目に毒だ。

ここぞとばかりに凝視する。


舘「メロンソーダのお酒にバニラアイスを添えて、クリームソーダ作ってみた」


あなた「え〜めっちゃ美味しそう!大人のデザートだねえ」


舘「あなたも飲む?」


舘さんがそう言うと待ってましたとばかりにあなたの目が輝いた。
尻尾を振っているのが目に見える。


あなた「いいのー!?へへ、舘様大好き〜」


舘「俺もあなたが好きだよ」


聞き捨てならないやりとりが聞こえてきたのでソファから腰を上げた。

後ろからぐいっとあなたの腕を引っ張り、自分の腕の中に収める。


あなた「うわっ!?−−ってなんだ、ふっかか。びっくりした」


深澤「なんだとはなんだ。舘様〜俺もクリームソーダ飲みたいな〜」


舘「ふっかにあげるクリームソーダはありません。
飲みたいなら自分で作りな!」


深澤「え〜〜〜あなたばっかりずるくね〜?いいもん。クリームソーダないならあなたを食べます」

パクッと耳を噛むと「ひぁっ!?//」と可愛い声が腕の中から聞こえた。
舘さんの冷たい視線を感じる。


あなた「ちょっふっか耳はやめて…っ」


深澤「ん〜聞こえないな〜?」ハムハム「んっ……ぁ、ふ、舘さまたすけてっ…」


あなたが潤んだ瞳で舘さんに助けを求めると、
何事にも動じない舘さんでもさすがに少し頬を赤らめた。

ぐいっと俺の腕からあなたを救出する。
あーあ、取られちった。

ガルル…とあなたに睨まれる。それもまたかわい〜んだよな。ふふ


深澤「まあクリームソーダじゃなくてもさ
久しぶりにみんなでお酒飲むのありじゃね?」

あなたside


丁度よく10人とも家にいたので、
ふっかの提案でみんなで飲み会することになった。


みんなでお酒飲むのひさしぶりですごい楽しみ!


舘様がパパッとおつまみを作ってくれて、ふっかとひーくんがコンビニまでお酒を買いに行ってくれた。
ラウちゃんはもちろんジュースです。


あなた「じゃ〜今日もお疲れ様!乾杯!」


スノ「「「かんぱ〜い!」」」


佐久間「みんなで飲むのひさしぶりだな〜!」


阿部「だね〜。特にあなた、お酒自体飲むのひさしぶりじゃない?」


あなた「そうかも。だってみんな、私にお酒飲むなって言うし…」


翔太「あなたは酒癖悪すぎるんだよ。俺たち以外の前で飲ませられねえ」


あなた「そういうしょっぴーだってお酒飲んだらすぐ寝ちゃうじゃん!」


翔太「俺は寝ても迷惑かけないしいいの!」


あなた「む〜…」


何も言い返せなくてむすっとしていると、ほれほれおいでとひーくんが腕を広げるからぎゅーされにいった。

あなた「ひーくーん…翔太がいじめてくる」


照「あなた悪くないもんな〜よしよし」


あなた「ん〜」

頭をなでなでされて心があったかくなった。




お酒が進んでくると、段々と身体自体もぽかぽかしてくる。

暑いな〜と思ってTシャツを脱ぎ、黒いキャミソール1枚になった。
……ら、なぜかみんなが目を丸くしてこっちを見てくる。


あなた「…な、なに?」


康二「…あなたな〜…もう少し、見られてる意識もたなあかんで?」


あなた「え、どういうこと?」


頭の中が???でいっぱいになっていると、
めめが指一本でぐいっとキャミの胸元部分を引っ張り、不敵な笑みを浮かべた。

目黒「ふーん、今日は黒いブラなんだ?」


あなた「な、な、へんたーーーい!」


わなわな震えているとラウちゃんに引っ張られ、後ろから抱きしめられた。


ラウ「あなたちゃん。胸元開きすぎです。この人たちにそんなかっこさらしたら、危ないですよ」


あなた「だって暑いんだもん…。衣装だと思えば平気かなって思って…」


ラウ「だめです。ほらTシャツ着て」


歳下のラウちゃんになだめられ、ぽすっと着ていたTシャツを被せられた。
照side



阿部「こら、あなた服着なさい」


酒が進みバブ化したあなたはまたTシャツを脱ぎ出した。

イヤイヤ期に突入したバブあなたは阿部の言う事を聞かず首を振って暴れているので、肩をホールドして阿部から引き剥がした。


照「あなた阿部困ってるでしょ」

そう言って何の気なしにそのまま膝の上に乗せると、自然と上からあなたを見下ろす形になる。


−胸元が開いたキャミから、あなたのしろくて大きな胸と、それをホールドする黒いレースのブラが丸見えで、くっきりとした谷間に思わず目が眩んだ。


佐久間「うわーーーひかる!今がっつりあなたの胸見たでしょ!」


翔太「うわっしかも抱えてるついでに下乳触ってる!!!」


照「触ってない!下乳とか言うな!//」


深澤「照。気持ちはわかる。でもよくないぞ」


照「ふっざけんな触ってねえ!!」


やいのやいの言い合っていると腕の中であなたがモゾモゾ動いた。


あなた「んん〜……みんなうるさい……ひぃにぃだっこ」

そう言ってぎゅっとしがみついてくる。
あなたがあまりに可愛くて、しかもおおきくてふわふわの胸が自分の胸に思い切り押し付けられて、自分でも顔が真っ赤になったのがわかった。

メンバーがじとっ…とした視線で見つめてくるのがわかる。

照「ちがう。俺は何もしてない!」

手を上げて無罪を主張するがメンバーの視線は冷たかった。

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