第12話

目が覚めると
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2018/06/21 08:23
目が覚めると、私は保健室のベットの上に居た。
保健室の先生
あら、あなたちゃん目覚めた?
あなた

はい。私何でここに?

保健室の先生
覚えてないの?ここまであなたちゃんの親友の男の子6人が、連れてきてくれたのよ。
私にはすぐに分かった。その6人が紫耀達ということを。
あなた

そうなんですね。後でお礼します。

保健室の先生
うん。そうしなさい。
こうして、私は保健室を出た。
だけど、もうあの6人には会えない。もし会ったら、何されるか分からない。だから、なるべく会わないように避けて歩いた。
だけど、神様はイジワルだ。前には6人がいる。そして廉と目が合ってしまった。
廉
あなた!
廉のその一言で皆気づいたのか、駆け寄って来た。
紫耀
紫耀
もう大丈夫なのか?
海人
海人
心配したよ!
優太
優太
頼れって言ったじゃん。
勇太
勇太
心配かけんなよ。
玄樹
玄樹
無事で良かった!
あなた

みんなごめん。もう大丈夫!心配してくれてありがとう。

あなた

でも、皆に言わなきゃいけないことがある。

廉
何?
あなた

あのね、もう私に関わらないで。

紫耀
紫耀
はぁ!
勇太
勇太
何言ってんの!
優太
優太
本気で言ってんの?
あなた

うん。すべて本気で言ってる。

海人
海人
何で!理由は?
あなた

それは教えられない。だけどもし喋ったら、皆に何があるか分からないから。だからお願い。もう喋らないで。

玄樹
玄樹
どういうことなの?何があった?
紫耀
紫耀
分かった。あなたに関わらなかったらいいんだろ。
あなた

うん。

紫耀
紫耀
じゃあもう喋りかけないし、関わらない。
それで良い?
あなた

うん。

廉
待てって!お前ら本気か?
紫耀
紫耀
あなたがそう言ってんだから、そうするしかないだろ!
あなた

皆もよろしくお願いします。今まで本当にありがとう。皆には本当に感謝してる。大好きだよ!

私が一番皆に伝えたかった言葉を言って、その場を逃げるように走った。
あなた

う、う。
何で私泣いてるんだろう。

その日はすぐに寝た。

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