前の話
一覧へ
次の話

第1話

#1(一年前)
343
2022/06/08 12:29
戸塚祥太(高校3年生)
戸塚祥太(高校3年生)
今日、あなたちゃん来るの遅いね
河合郁人(高校3年生)
河合郁人(高校3年生)
ほんとだいつもなら来る時間なのに
橋本良亮(高校2年生)
橋本良亮(高校2年生)
ねぇ、すごい気になってたこと聞いていい?
五関晃一(高校3年生)
五関晃一(高校3年生)
ん?
橋本良亮(高校2年生)
橋本良亮(高校2年生)
あなたちゃんっていつも何でここ来るの?

昔そこまでじゃなかったよね
河合郁人(高校3年生)
河合郁人(高校3年生)
おまっ
五関晃一(高校3年生)
五関晃一(高校3年生)
いいよ、あなたからは聞かれたら答えてって言われてるし

あの時良亮海外にいた時期だったから知らないんだよ
晃一 side
あなたは父親を物心着く前に亡くしてる。飛行機事故だった。

俺とあなたの家は祖父母の代からの付き合いだから何かあった時は助け合うというのが結ばれており、うちの会社が大変な時は助けてくれたし、そんな中だ。

俺にとっても妹みたいな存在のあなたは、学校で困ってたら何度も助けてた。俺らの存在もあってよく思わない人達からいじめを受けてたのも知ってる。

それでも俺らから離れなかったのは、あなたが一人っ子なのと母親に心配をかけたくなかったのもあって頼れるのが俺らしかいなかったのもある。
そんなあなたの様子が変わったのが中学一年生の時だった。

母親から再婚の話が上がった時期だ。

あなたは嬉しそうにこう伝えてきた。
あなた
お母さんね、すごい嬉しそうだったよ
あなたは俺らに心配かけないように伝えてたつもりみたいだが、あの時の不安そうな顔は忘れられない。

あなたは母親に幸せになってもらいたいその思いで「いいよ」って言ったんだと思う。

でも、あいつは根っからの人見知りだ。父親と仲良くなれるかが不安だったんだろう。


再婚してからあなたは放課後に俺らのたまり場であるここで過ごす時間が増えた

俺が仕事で早めに帰る日は、俺の家で過ごしていたが、帰る時にはいつも不安そうな顔をしていた。
---
橋本良亮(高校2年生)
橋本良亮(高校2年生)
そんなことあったんだ
バーンドアが行き良いよく開く
塚田僚一(高校2年生)
塚田僚一(高校2年生)
ビクッた
五関晃一(高校3年生)
五関晃一(高校3年生)
あなた?抱きつかれて
あなた
(涙)

プリ小説オーディオドラマ