第23話

気づき(深海少女)
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2022/01/02 05:32
昼も夜も……光もなかった
あいつらにあって、少しずつ変わった。
それがいけなかったのか?
自由に泳ぎ続けるあいつらがキラキラしてる
あ、いた。今度はどこへ行く?
沈没船?いつもの隠れ場所?僕の蛸壺?サメの餌場?それとも……
楽しそうだな……
フロイド
フロイド
〜〜〜〜♪
ジェイド
ジェイド
ふふふ。〜〜〜。
あ、来た
フロイド
フロイド
タコちゃーん!!今オレらのこと見てたでしょ?
アズール
アズール
は?見てない
フロイド
フロイド
えー絶対見てたって!
アズール
アズール
見てない。
フロイド
フロイド
見た!!
アズール
アズール
見てない
フロイド
フロイド
見た!!
アズール
アズール
見てない
フロイド
フロイド
見た!!
アズール
アズール
……いい加減気が散る
ジェイド
ジェイド
ふふ。フロイド、その辺でやめてあげては?
必死で隠しているのに可愛そうですよ
フロイド
フロイド
んーわかったぁ
アズール
アズール
カチ   お前……
ジェイド
ジェイド
どうかしました?
アズール
アズール
フロイドを止めるのはいいが、一言余計なんだよ
フロイド
フロイド
あ、タコちゃん!!今!!
ジェイド
ジェイド
ええ!!
アズール
アズール
なんだ?いきなり
フロイド
フロイド
オレの名前呼んでくれたじゃん!!
アズール
アズール
それが?
フロイド
フロイド
ちょー嬉しい!!
アズール
アズール
……良かったな
また、素っ気なくする。つめたい。
そうすればこのウツボ共がそこにいてくれると何となくわかっているからか
いつもそうだ
そうして、もう。いくつの時がたったのだろうか。
いつの間にか連れ出されるようにまでなった
そして、気づいた
これが恋なんだって。
でも、それと同時にわかっていた。これは叶わぬものだと。
彼らは僕が面白いから一緒にいるだけだと
そうして、彼らにも僕にも嘘をつき続けた。
そうしてまた、時が経っていった
気づけば僕らは、NRCの生徒として、陸を歩き、僕は寮長としてジェイドは副寮長として。
双子は僕の腕として
学園生活を営んでいた
そうしてある時、僕の黄金の契約書が全部全部砂となって捨てられた。
アズール
アズール
ああもう、全てがパアだ!!
どうしてくれるんだ!!
ジェイド
ジェイド
落ち着いてください!アズール!
ああ、わかっている。だけど、もう止められないんだ。
全てが歪んでいく。これが何を意味するか……
アズール
アズール
もう放っておけよ!!
アズール
アズール
どうせ僕は、グズでノロマなタコ野郎だよ!!
そうして、全部の感情をぶつけるうち、ふと彼らの姿が見えなくなった。
ほんの一欠片の理性を頼りに探すと、彼らは倒れていた。
ああ、僕の僕のせいだ。
どうしようにも無い感情をあなたたちにぶつけたから
ごめんなさい。ごめんなさい。
届かないと知りながらも、ずっと唱えていた。
微かな願いと共に
アズール
アズール
め……なさ
ジェイド
ジェイド
!ア、ズール?
アズール
アズール
……そんな目で僕を見るな!!
フロイド
フロイド
……アズール!!
フロイド
フロイド
ジェイド!
ジェイド
ジェイド
はい
フロイド
フロイド
ねえ、アズール
ジェイド
ジェイド
少しだけ、僕たちの話を聞いてくれますか?
何?すごく気になる。聞きたい。彼らの話を
だけど、体が言うことを聞いてくれない。
ジェイド
ジェイド
アズール。貴方は僕たちの海の魔女です。
フロイド
フロイド
ちょ、ジェイド?
あなた
ジェイド先輩?何言ってるんですか?
は?ジェイド……何を言って……
ジェイド
ジェイド
あなたが何かを企む時、何かを話す時。
ジェイド
ジェイド
その普通からは削がれた、歪んだ顔が好きです。
は?ジェイドが僕を……?
ますます意味がわからない
ジェイド
ジェイド
それだけじゃありません。
あなたがいるだけで、心做しか安心、温かみ
ジェイド
ジェイド
普通にしていれば感じれないことを沢山感じるんです。
ジェイド
ジェイド
ねえ、アズール。……僕にこの言葉を言わせてください。
ジェイド
ジェイド
ちゃんとあなたに聞いて欲しいんです。
ジェイド
ジェイド
だから……
ジェイド……わかっていても体は……
フロイド
フロイド
ねえ、アズール。
フロイド
フロイド
オレもおなじ。アズールが好きだよ。
フロイド
フロイド
だからちゃんとオレらの気持ち聞いて欲しいからさ、帰ってきて
2人
あなたには、あなたにしかない素敵な色があるんですから。/あるんだから。
真っ暗な闇の中、彼らの声だけが聞こえてた。
そして、僕の腕を引っ張るように、少し強引だったけれど
僕は戻ってこられた。
多分、彼らも同じだとわかって嬉しかったんだろう。
僕が僕に勝ったからだろう。
もっと知りたい。これからの僕と彼らを
今、僕はスタート地点にたてたんだ
裏の主人
裏の主人
ええ。大変長らくお待たせ致しました。
裏の主人
裏の主人
書けなかったので
裏の主人
裏の主人
はい
裏の主人
裏の主人
3人が付き合うまでのお話は、また短編集で
裏の主人
裏の主人
そして、深海少女が終わりました。
裏の主人
裏の主人
続いては垂直落下です。
裏の主人
裏の主人
新作とか他の作品も書いてるんで、良かったら見てくださいね
裏の主人
裏の主人
それでは〜
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