静かだった楽屋が少しだけ賑やかになった
慎太郎「葵は俺らとお風呂入らなかったし!」
ジェシ「小さいしね!HA HA!」
大我「声も高いし」
優吾「納得っちゃ納得」
そんな中で1人だけ黙ってる北斗
そんな北斗を見つめると
それに気づいたみんなは北斗を見つめる
北斗「報告、それだけじゃねぇだろ」
低い声
怒ってる
樹「あぁ、俺とあなた付き合ってます」
私にぴったりくっつく樹
そんな姿に唖然とするみんな
そこに北斗のため息が響いた
北斗「葵、なんで今まで黙ってたわけ?お前が女だってわかってたら」
樹「女だってわかってたら特別扱いする?もっと優しくしてた?あなたはそれが嫌で隠してたんだぞ」
北斗「それでも、いち早く気づいたお前が葵とイチャついてんだろ?それでいいのかよ葵は」
いつも以上に怒ってる北斗を
私はただただ泣きながらみていた
慎太郎に背中をさすられ
大我に手を握られながら
北斗「葵!」
樹「北斗、お前知ってただろ!」
樹の大きな声に私は目を見開いた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。