送られてきた場所は飲食店で
滝沢ですと言うと奥の部屋に案内された
「お疲れ様です」
滝沢「お疲れ。まぁ座って」
「はい」
滝沢くんの前に座ると
滝沢くんはニコニコと笑っている
「話ってなんですか?」
滝沢「あぁ、メンバーになんで女って言わないの?って言う疑問と言えば?っていうのを伝えようと思って」
滝沢くんがコップを持ち上げ飲み物を飲む
そんなタイミングで店員さんが俺に
ミルクティーを持ってきた
滝沢「本名は?」
「ジャニーさんから聞いてないですか?」
滝沢「うん」
「斉藤あなたです」
滝沢「じゃあ、あなた。メンバーにはなんで言わないの?」
滝沢くんの声に
何も言えない自分がいる
最初は『間違えがないように』だったはず
それが今はどうだ
樹と『間違え』を犯そうとしてる
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。