ばっと目が覚めた
大学が始まる2時間前
隣で寝てる樹からそっと離れて
支度をした
まだ寝てる樹のために合鍵をおいて学校に行った
今日はこれだけだから適当にうけて
学校を出た
樹「わ、びびったごめんなさい」
何故お前がここに居るんだ・・・。
樹「あのー、佐々木葵っていない?」
残念ながら葵はどこの大学にも入ってませんね
「今はいないんじゃないかな?」
樹「うわ、すげぇ。え、双子とか?」
「まあ、お兄ちゃんがいつもお世話になってます」
そう笑って言うと、こちらこそとあたまをさげた
こいつ信じてる・・・!
樹「あ、お茶とかして行きます?」
「あ、今日はちょっと」
樹「そっかぁ、あ、じゃあ名前だけでも」
必死な樹が可愛くて
「あなたです」
なんて軽々名前を教えた
樹「あいつ妹の話全然しないんだもん!あなたちゃんよろしくね」
そう言って樹は去っていった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。