樹の大きな声で
みんながすっ飛んできた
優吾「お前痛くないって!」
北斗「嘘ついてたんだろ」
さっき心配してくれた2人が主に怒ってる
「火傷のことかと・・・」
優吾「俺は痛いところない?って聞いた」
「・・・・・・ごめん」
流石に大男たちから見下ろされたら
もう何も出来ない
「でも、ちょっと手首が痛いだけだから」
大我「ちょっとじゃなかったじゃん」
「きょも」
大我「俺が手首掴んだら痛いって言ったじゃん」
「きょもってば!もう俺は大丈夫だってば!」
大我「俺は心配なの!冷蔵庫は使ってないし、なんならキッチン自体全く使ってないから!」
樹「お前ら2人とも落ち着け」
カッとなり
だんだん大きくなる声に
冷静な声がバツンと2人を切った
樹「葵、お前ちょっと食わなさすぎ。」
北斗「お前少食にも程がある」
ジェシ「ねぇ、おつまみ買ってきたら?なんなら今俺行ってくるよ?」
優吾「じゃあ頼むわ」
ジェシ「きょも、いくぞー」
ジェシーが気を利かせてきょもと外に出た
それをきっかけに
北斗の機嫌が悪くなる
北斗「ねぇ、なんでお前はそんな嘘ばっかつくの?」
ズキッと心が痛んだ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。