ガチャっとドアが開く音で目が覚めた
樹「わり、起こした」
樹は袋をガサガサ鳴らしながらこっちに来た
ボブっとベッドに座り
樹「まずこれな」
と俺のおでこに冷えピタを貼った
樹「んでこれが薬」
体を起こして樹から水と薬をもらって
一気に流し込んだ
樹「ポカリも買ってきたから」
と枕元にポカリを置いてくれた
樹「飯は?」
「んー、いらない」
樹「じゃあ後にするか」
ガサッと袋を置くと
優しい目で俺の事を見た
樹「今日は1日寝とけ」
ポンポンと頭を優しく撫でられた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。