ーーーー今までのあらすじーーーーー
ごくごく普通な中学二年生の私、美春は、いつも通り親友の瑠花と学校に行く。きっと今日もいつも通りの普通な日々なんだろうなとか思ってたら……

学校に入るとそこには私達含め4人。黒板を見てみると｢ジンロウゲーム｣という文字が書いてある。そして、ドアがあかなくなっている。

どうやら私達は監禁されたらしい。そこから、司会をつとめる人物がやって来て、ルール説明をきき、ゲームをはじめることに。

ちなみに、このゲームは命懸けだ。

私は恐る恐るカードを引くと、そこには｢人狼｣と書いてあった。私は人を殺すのだ。

その夜、私は相方に会う。

相方は連だった。
私と連は、生き残るため由紀先輩を殺した。
ただし、由紀さんは私達を憎むのではなく、私たちに協力してくれた。

なので、私達はだいぶ有利になった。
けれど、油断してはならない。私は、朝起きたら由紀先輩の死を悲しむみ、怒り(←演技で)、話し合いをすすめた。

前話では、その話し合いが説明されている。
ちなみに、連と敦が咲夜を処刑したいと言っていて、その他の人は意見がないそうだ。

私は誰を怪しむかや、誰の処刑をすすめるかなど、迷った。

けど、私は決めた＿＿＿＿。

私の考察、言わせてもらうね。

私も咲夜吊り希望。でも、私的に咲夜は村目だと思う。

ううん、大丈夫。

いきなりそんな事言われても意味わかんないよね。

ちゃんと理由も説明するね。

まず、咲夜が村目だということについて説明させてもらうね。その方が処刑したい理由も言いやすいし。で、村目だと思う理由は、人狼なら咲夜のように目立ったことはしないと思うから。確かに、人狼だったら動揺するよ？でも、咲夜のようにすると明らかに怪しいと思われるって皆分かってると思うの。

それに……咲夜は話し合いに協力しないフリをしているけど、実は誰よりも考えていると思う。

そこにいるんでしょ？咲夜。

いるなら出てきて。

フッ、バレバレですけど？笑笑

まぁ、普段から咲夜の性格を知ってないとわからないかもしれないこともあるけどね。

まずさ、咲夜、朝起きてきてから｢俺はこんなゲームしたくない。｣みたいなの言う時まで発言してないよね？

そこで何か考えてるんじゃないかなって勘づいたの。

で、咲夜は部屋に戻った……

フリをしたよね？

だって、部屋に戻ったときに聞こえてくる音がおかしかった。明らかに。

咲夜が部屋に戻るふりをした時の効果音は、｢ガチャン｣だったよね？

でも、一人一人の部屋は元々教室から作られていると思うの。(覚えてない人は9話を見てね！)

まあ、そうじゃないとしても、私が部屋の出入りをしている時ドアがスライド式で教室と同じだった。

だからちゃんとドアをガラッと開けて閉めてたら横にスライドしている音が入るはず。でも入っていなかった。


少し距離があったから、咲夜の姿は見えなかったとしても、ガチャンって音がしたのならドアを横にスライドする音も聞こえない？普通

でも聞こえなかった。

という事は、咲夜は本当に部屋に戻っていないんじゃないかなって思ったの。

で、部屋に戻らないなら何してるのかなって考えてたら、ふと咲夜が無言で考え続けている姿を思い浮かべてた。

もしかしたらと思った私は今こうすることにしたんだ。

"なんだかんだ言って、周りのことを沢山考えている咲夜を信じて！！"

咲夜はクールだけどこんな自分勝手なことはしないもん。

どう？当たった？

まぁ、半分想像だけど……笑笑