教室からベランダに出て校庭を眺めていると、声をかける人がいた。振り抜くと潤が立っていた。
潤の気持ち
[あいつ、何か隠してる。
何があった?検査の結果、出てるはず…智久兄に聞いてみよ]
そんな事を考えながら授業受けていたら大貴からラインが入って来た。
[大貴のライン]
みずきの様子、何か変じゃないか?
気のせいかもしれないけどな…潤は、どう思う?]
[潤のライン]
俺もそう思う。
何か隠してるよう気がするけど…
あいつに、それとなく聞いてみたけど…何もない!って言われた。]
そんな、やりとりが暫くあった。放課後の教室で、みずきを除く潤、大貴、のんちゃんの3人で話をしてた。
潤は智久に電話した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。