第9話

奇病
659
2019/08/27 06:13
そこには泣いているあなたがいた。
エイジ
...あなた?
エイジ
大丈夫?
部屋は真っ暗で窓から差し込む月の明かりで
なんとか影がわかるくらいだった。
あなた

えいちゃんっ

泣きながら抱きついてきたあなたは、


とても冷たかった。
エイジ
どこ、いってたの?
エイジ
探したよ。
あなた

私っ...、私...、

エイジ
落ち着いて。大丈夫だから。

結局あなたは泣きながら眠ってしまった。

俺は、このままあなたが
目覚めなくなったら、
とか色々考えてしまって
結局朝まであなたの隣にいるだけだった。







あなた

ん、おはよ。

エイジ
おはよ。
あなた

えいちゃんクマすごいよ?

エイジ
昨日全然寝れなくてさ。
あなた

オールでキツくない?ちょっと寝たら?

エイジ
大丈夫大丈夫。
あなた

無理しないでね?朝ごはん作ってくる!

エイジ
ありがと。

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