義一と一緒に住んでから数ヶ月俺たちは今も生きている
(モブ)死ねっ!!
(義一)ガッハ
(モブ)お前もだ!!
(冨岡)グハッ
(モブ)もういい!!飯買ってこい!ゴミ共!
バンッ(ドア閉める)
(冨岡)いったァ…
(義一)痛い…
(冨岡)ご飯買いに行こ
(義一)うん
公園
(冨岡)今までいい子にしてたから買い物時間が伸びたね
(義一)僕らの唯一の時間だよ
(冨岡)あと30分はあるよ
(義一)あー早く自由になりたいなぁ
(冨岡)まだ先だろw
(義一)確かにw
(?)冨岡さん?
(冨義)!?
(胡蝶)冨岡さんですよね?
(冨岡)胡蝶…
(義一)どちら様ですか?
(胡蝶)冨岡さん!どこにいたんですか!
(冨岡)っ……!義一行くぞ!
(義一)えぇでも…
(冨岡)殴られるぞ!
(義一)わかったよ
(胡蝶)冨岡さん!待ってください!!
(冨岡)(ごめん胡蝶…本当にごめん)
家
(義一)どうしたの?義勇?
(冨岡)後で話す
(モブ)今日は早かったなぁ
(冨岡)早く買い物が済んだんです。
(モブ)飯は置いといてくれ
(冨岡)はい。
(義一)教えてよ
(冨岡)わかった
(義一)あいつは寝たよ
(冨岡)うん………さっきあった人は胡蝶て言うんだ…信じてくれないと思うけど俺には前世の記憶があるんだ…
(義一)前世の…記憶?
(冨岡)前世の記憶は自分が生まれ変わる前の自分の事だ…俺の前世は鬼殺隊の水柱だった…胡蝶はその時一緒にいた柱の1人だ
(義一)…い
(冨岡)?
(義一)すごい!俺本で読んだことある!!命をかけて鬼を倒したあの鬼殺隊でしょ!俺その中の水柱てゆう人が大好きだったんだ!歴史館の資料に書いてあったよ!!
(冨岡)えぇ…
(義一)じゃあ義勇は水柱なんだ!
(冨岡)いやっ…そう言うことじゃない…
(義一)凄いなぁ凄いなぁ
(冨岡)信じるのか?
(義一)もちろん!親友でしょ!
(冨岡)ありがとう
(義一)ところでなんで会いたくないの?
(冨岡)それは…心配かけたくないんだよ。アイツには凄くお世話になったし…どうやら胡蝶にも記憶があるようだし…
(義一)でも…言い換えたら知り合いで義勇を探してたよね?だったらチャンスだよ!
(冨岡)チャンス?
(義一)その人は前世は柱だったし、義勇を探してる…僕らが虐待を受けてることを教えれば!
(冨岡)ここから出られる!
(義一)明日も行こう!公園に!
(冨岡)あぁ!
今回はここまでです。ありがとうございました。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。