エイジが家まで送っていってくれた。
帰り道は、きちんと、エイジと目の前で呼んだ。
エイジは少し驚いたような顔をしたけど、
すぐに笑って、
「ずっとその呼び方でいてよ。」
そう言って前を向いた。
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その日の夜、エイジと連絡をとった。
何だか、雲に乗っているみたいで
ふわふわした気分だった。
こんなに辛くない、楽しい恋は初めてだ。
これから辛くなるのかもしれないが、
今幸せならそれでいい。
【終】
作者です!
なんか、終わり方にふさわしい終わりじゃなかったかもしれない...w
あ、でも、「突然出会った人達は」は、これで終わりです。
また新しい小説を出すので、よろしくお願いします!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。