控え室に入ると、テヒョンが腕を組んで座っていた。威厳のある座り方がそれしか思いつかなかったのだろう。
突然始まった状況劇に困惑しながらも言われた通りに、指定された席に座る。
テヒョンの言葉は正しかった。ホソギヒョンに褒められるほど、僕は表情に自信がある。長年の練習で培ってきたそれは、僕の誇りだった。
テヒョンアが真面目な顔で話し始めた。正直、ずっと悩んでいた。あなたとの結婚を決める時も、同じ宿舎で生活することも全部。3人が嫌な気持ちになるんじゃないかって、、
僕が叫ぶとテヒョンアは満足そうに笑った。その笑顔を見て、僕も安心する。
テヒョンアの幸せなお知らせで、緊張もほぐれて、僕はまた写真撮影に戻った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。