第55話

大親友
2,197
2020/08/25 08:36
ジミン
ジミン
テヒョンア
控え室に入ると、テヒョンが腕を組んで座っていた。威厳のある座り方がそれしか思いつかなかったのだろう。
テヒョン
テヒョン
ん"ん"!そこに座りなさいパクジミン君
ジミン
ジミン
え、あ、、うん。
突然始まった状況劇に困惑しながらも言われた通りに、指定された席に座る。
テヒョン
テヒョン
君、さっきの撮影はなんだね。アイドルとして恥ずかしくないのかい?
ジミン
ジミン
え、?
テヒョン
テヒョン
あんなに表情の硬いパクジミン君は見たことがない。ダンスに必要なのは表情だと、いつも練習していたのに、、大事なところで発揮出来ないとは情けないな。
テヒョンの言葉は正しかった。ホソギヒョンに褒められるほど、僕は表情に自信がある。長年の練習で培ってきたそれは、僕の誇りだった。
テヒョン
テヒョン
ねぇ、ジミナ。あなたと結婚するんだよ?ユンギヒョンにも、俺にもジョングガにも勝って、あなたを手に入れたんだ。
ジミン
ジミン
テヒョンア…
テヒョンアが真面目な顔で話し始めた。正直、ずっと悩んでいた。あなたとの結婚を決める時も、同じ宿舎で生活することも全部。3人が嫌な気持ちになるんじゃないかって、、
テヒョン
テヒョン
あなたを取られないためにも、あなたをまた惚れさせるぐらいの意気込みで写真撮らないといけないんじゃないの?緊張がなんだ。俺たちは、もっと緊張する場面も乗り越えてきたじゃん。
ジミン
ジミン
そうだね、、MAMAのステージもグラミー賞のステージも成功させたんだ…!
僕が叫ぶとテヒョンアは満足そうに笑った。その笑顔を見て、僕も安心する。
ジミン
ジミン
ありがとう。流石、僕の大親友!!!
テヒョン
テヒョン
それで、ジミナにいいお知らせ。俺ね、好きな人出来た。
テヒョンアの幸せなお知らせで、緊張もほぐれて、僕はまた写真撮影に戻った。

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