ラウール目線
僕達はとにかく走った
バタバタ
上から数名の足音が聞こえてきた
道枝駿佑「とにかくここから離れなきゃ」
道枝駿佑「うーん😓あ、そうだ。マネージャーに電話して迎えに来てもらうわ」
道枝駿佑「とにかく隠れるところ探さないと」
そう言って、道枝くんは僕の手を引き再び走った
走りながらマネージャーに電話してるみたい
道枝駿佑「とにかくここに隠れよう」
僕達は少し離れた所にある細い道に入った
少し経った頃道枝くんの携帯にマネージャーが着いたと連絡が来た
道枝駿佑「マネージャーが来たみたい。行こう」
マネ「道枝からだいたいは聞いた。大変だったね。どうする?どこに向かう?」
道枝駿佑「今、ほかのメンバーって何してるの?」
マネ「今は、それぞれ違う撮影してる。だけど確かスタジオがある場所は同じだった気がする」
道枝駿佑「ほかのメンバーの所にお願い」
マネ「OK」
道枝駿佑「大丈夫。俺のマネージャーは知ってる。でも他のみんなにはまだ伝えてないんだよ…後でみんなに伝える」
マネ「きっと分かってくれるさ」
道枝駿佑「着くまで少し寝な。疲れただろ?」
道枝駿佑「ほら、膝貸してやるから」
道枝くんは僕を横に寝かせて膝を貸してくれた
マネ「おい、イチャつくなよw」
道枝駿佑「あ、ゴメンなさーい」
マネ「うわぁー思ってないw」
道枝駿佑「やっぱりラウは笑ってる方が、可愛いね」
そう言って道枝くんは僕の頭を撫でてくれた
すごく気持ちいい…
気持ちよくてそのまま目を閉じた…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!