第26話

エレンと実験
2,256
2020/01/17 21:16
ペトラ
私とあなたの部屋は向かい合わせだったわよね
あなた

はい!ペトラさんと部屋が近いってほんと嬉しい!

ペトラ
もうあなたったら
ペトラ
早く荷物まとめて兵長の所に行くよ!
あなた

はーい!

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ペトラ
あなた終わった?兵長の所に行くよ!
あなた

はい!

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リヴァイ
おいハンジこれから実験するんだろ早く行くぞ
ハンジ
リヴァイも来てくれるの!
リヴァイ
当たり前だろエレンは俺が面倒見なきゃならねぇんだ
ハンジ
そろそろいいかな?エレン準備が出来たら信煙弾で合図するから任せたよ
エレン
了解です!
ハンジ
うん、これなら自我の無い巨人であっても拘束出来るはず、いつもならソニーとビーンにやっている生態調査協力してもらうよ
ハンジ
最っ高に滾るじゃないか
パンッ
エレン
合図だ、巨人の操作、壁を塞いだ時以来だ…もしまた暴れでもしたら俺はリヴァイ班に殺される事になるのか
ガブッ
ハンジ
あれ?合図が伝わらなかったのかな?
リヴァイ
いや、確実性の高い品物でも無いだろ
リヴァイ
おい、エレン!
一旦中止だ
ハンジ
何かあったの?って
エレン
ハンジさん、巨人になれません…
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リヴァイ
自分で噛んだ傷も治らないのか
エレン
はい
リヴァイ
お前が巨人になれないんじゃウォール・マリアを塞ぐ定義もクソもなくなる、命令だ何とかしろ
エレン
はい…
エルド
まぁそう気を落とすなエレン
エレン
しかし…
オルオ
まぁお前は思ったより人間だったって事だ
エルド
焦って命を落とすよりはずっと良かった、これも無駄ではないさ
エレン
イテッ
エルド
おい大丈夫か?
エレン
あ、はい
ピリ!
ゴーン!
兵士
おいなんだ!
兵士
なんの音だ?!
エレン
なんで今ごろ!
リヴァイ
落ち着け…
エレン
リヴァイ兵長これは!
リヴァイ
落ち着けと言っているんだお前ら…
エルド
エレン!どういうことだ?!
エレン
はい?
エルド
なぜ今許可もなくやった!
リヴァイ
エルド待て
グンタ
俺たちにいや、人類に敵意が無いことを示してくれお前にはその責任がある!
オルオ
その腕をピクリとでも動かしてみろ!その瞬間お前の首がとぶ!
エレン
えっ?
リヴァイ
オルオ落ち着けと言っている
ペトラ
兵長エレンから離れてください!近すぎます!
リヴァイ
離れるべきはお前らの方だ下がれ
ペトラ
なぜです?!
リヴァイ
俺の勘だ
あなた

エレンなんで今巨人になったの?

エレン
分からない俺には何も分からない!
エルド
どうしたエレン!何か喋れよ!
オルオ
妙な動きはするな!
グンタ
早く証明してくれ!
エレン
だから俺は…
オルオ
おい早くしろ!
エルド
俺たちが殺れないとでも思ってるのか?
グンタ
おい、俺たちは殺れるぞ!
エレン
ちょっと、黙っててくださいよ!
リヴァイ班のみんな
!!!
ハンジ
エレーン!その腕触っていい?ねぇいいよね?いいよね!触るだけだから!
エレン
ハンジさん!ちょっと待って!
ハンジ
あっちぃ!エレンの腕クソあちいぜ!これくそ熱いぜ!
モブリット
分隊長!生き急ぎすぎです!
ハンジ
ねぇエレンは熱くないの?その右手の繋ぎ目はどうなってんの?!凄いみたい!
エレン
そうだこれをさっさとこの手を抜いちまえば!こんなもん!
オルオ
おいエレン!妙な事はするな!
ハンジ
えっちょっと待ってよエレン!早すぎるよ!まだ調べたいことが!
ハンジ
え…?
リヴァイ
おい、気分はどうだ?
エレン
あんまり、良くありません…
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エレン
実際に敵意を向けられるまで気づきませんでした。あそこまで信頼されてなかったとは
リヴァイ
当然だ、だから俺はそういう奴を選んだ
生きて帰って1人前てのが調査兵団の通説だ巨人と退治すればいつだって情報不足いくら考えたって分からないことが多すぎる。ならば行うのは迅速な行動と最悪を想定した悲痛な決断かと言って血や涙を失った訳じゃないお前に刃を向けることで何も感じない訳には行かないからな
モブリット
リヴァイ兵長、ハンジ分隊長がお呼びです
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リヴァイ
クソでも長引いたか
ハンジ
そんなわけないよ
ハンジ
上への説明が手間取っちゃってさ
まぁまずはこれを見てよ
エレン
銀スプーンですか?
ハンジ
エレンが出した巨人の右腕がこれをつまんでたこんな風に親指と人差し指の間にね
エレン
えっ
ハンジ
偶然挟まっていたとはちょっと考えられないねしかも熱や圧迫による変形は見られない何か思うことはない?
エレン
確かそれを拾おうとして巨人化したのはその直後でした
ハンジ
なるほど。今回巨人になれなかったのはそこにあるかも「巨人を殺す」、「砲弾を防ぐ」、「岩を持ち上げる」いずれの状況も巨人化する前に明確な目的があった恐らく自傷行為だけが原因になっているのではなく何かしら目的がないとダメなのかもね
エレン
たしかに今回の巨人化は砲弾を防いだ時と似ています、けどスプーンを拾うために巨人になるなんて…なんなんだこれは…
グンタ
つまりお前が意図的に許可を破った訳じゃないんだな
エレン
はい…
グンタ
はぁ…
リヴァイ班のみんな
コクッ
リヴァイ班のみんな
ガブッ
あなた

え、皆さん何を!

ハンジ
え、ちょっと、えぇ!
エレン
ちょっと何やってるんですか!
エルド
いってぇ、これはキツイな
エレンお前よくこんなの噛みきれるな
グンタ
俺たちが判断を間違えたそのささやかな代償だ、だからなんだって話だがな
オルオ
お前を抑えるのが俺たちの役目だそれ自体は間違ってないんだからな!調子に乗んなよガキ!
ペトラ
ごめんねエレン、私達ってビクビクしてて間抜けで失望したでしょう…でも…それでも私達は貴方を頼るし私達を頼って欲しい…だから私達を信じて…!
あなた

皆さん…

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作者
皆さんお久しぶりです!3日ぶりの投稿になりますね私今物凄く課題頑張ってます!もう少しで終わるのでどんどん投稿していきます!それと今日はオルオの誕生日ですね!
オルオ誕生日おめでとう!
それではこれからもよろしくお願いします!

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