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第6話

血に溺れる夜
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2022/03/28 03:05
『まず君は今夜、外に出て適当に歩くだけでいい。今夜集まれと言われていたアレは無視









フョ「それだけでいいんですか?」








『元々私ひとりで行う予定だったしね』








『嗚呼、あともう1つ。君に日本語を教えてあげよう。これから先に必要だろうからね』







フョ「、、、、、、やです」








『私がロシア語喋れるなら君も喋れるでしょ。はい、教えるよ』











不服そうな顔をしながら勉強してくれた



うん、我もう露西亜語で喋らなくていいな

















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それから3時間、びっしり勉強した(させた)














※此処からは日本語で喋っています







フョ「はぁーーーーー、疲れた。なぜ日本人はオノマトペという不必要なものを生み出したのでしょう。それに、一人称が多い。私?僕?俺?分ける意味がわかりません。1番分からないのはあなたの喋り方。否抑々“我”って何ですか?自分のことを表すことに使うけど一人称にもなるんですか?完全日本語解読書にそんなもの載ってなかったですよ。語尾もちゃんと喋ってくれませんか?〜〜かィとは。〜〜だぜとは。嗚呼、日本語なんて無くなってしまえば良いのに」








『相当キレてるなァ。安心しろ、我も露西亜文学書を見た時は露西亜語死ねと思ったからなァ。名前もめんどくせェ構成しやがって。父称入れる意味あるか普通。愛称も多いんだよ。せめて1個にしろっつぅの』










お互い言語に文句を言う
国に逆らう彼らはもう末路なのだろう

















『、、、、、、、、そろそろだな。てめー、外に出ろ』








フョ「はぁ、いきなりですね。分かりました」













小さく挨拶をし、部屋を出た彼奴
















さぁて、



『てめーらには今から地獄という快感を見せてやる。精々足掻いとけ』
















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見張りの目を伺いながら屋敷の外に出るあなた







本家は60m×45mの巨大敷地だ














『当主に気付かれないようにさっさとやるかァ』













フョ「コレ完全にぼく、詰んでるのでは?」










隣に居るフョードルが言う















『でーじょーぶだァ。てめーは範囲外に居るからなァ』

















『異能力 【故旧忘れ得べき】 』













あなたは何かを潰すように手を動かし、異能を発動させた
















━━━━━━━そして、屋敷から血が溢れてくる












グシャッビシャッグチュッグチャッ







肉が破裂する音が次々ときこえる








そして、いつの間にか屋敷は血塗れと化する












ドス「うっわ〜。先程まで平和な夜だったのに一瞬にして不気味になるとは、信じ難いですね」










『ざまァみやがれ。てめーの父親も我の家族も婆さんも、あの世に逝ったなァ』














あなたの異能で攻撃範囲内なら一気に内蔵を破壊される事ができる

あなたが体の中に手を入れ内蔵を潰したような感覚だ






おかげで屋敷にいた者皆殺し




あんなにあなたを気にかけてくれていた婆さんをも簡単に殺した




あなたは清々しい顔をしている
















フョ「、、、、、、、ん?まってください。婚約を希望した当主が死んだということは、、、、」










『婚約は破壊。“今夜付き合ってくれたら婚約してあげる”も、勿論無理でィ』









フョ「最初から無理だと決まっていたのですね。はぁ、まんまと嵌められた」








『残念だったなァ。取り敢えずこれからどうするかは決まっている。翡翠家とドストエフスキー家の書籍、利益、歴史を消し、屋敷に仕えてた奴らの家族、書籍も消す。嗚呼、勿論てめーの所の部下もだ。この家系に関わりにあるやつ全員を、“この世にいないことにする”』









フョ「考えが物騒ですね。それに全員、となれば何年もかかりますよ?」








『我とてめーなら1ヶ月で終わらせれる。今夜付き合ってというのは屋敷の外に出すことではなく処理を手伝ってもらうことでィ』













此奴は何を言ってるんだろう
幾ら鬼才とはいえまだ12。小学六年生2人が大人何百人とその家族の書籍削除を1ヶ月で終わらせる?冗談じゃない

それに何処でする?これから自分たちはどうする?やるべき事が多すぎる中、それはすべき事ではないだろう
今はただ逃げて、時間が経って治まったら徐々に消していけばいい

フョードルの考えはそれしかなかった







それを読んだのか、あなたは続ける









『まぁ後からする方がいいなんて自分でも分かっている。我にはそれが不可能だから。だがこの先、モタモタとしていれば時間がねェ。政府に見つかったら我らは一瞬にして国民全員を敵にする。怖いわけじゃねェ、我はもう、この裏の世界を進んで行くと決めてるンだ』








フョ「それは私情でしょう?理論的な理由とはならない。効率を考えた方がいいのでは?」








『続きがある。だから我はてめーとコンビを組むんでィ』








フョ「はぁ?巫山戯るのも大概にしてください」









フョードルの声を聞く耳も持たず、あなたは言う












『これはさっきてめーが言ったように完全なる私情だ。よく聞け。





我とてめーが組んだら、このしょうもない、メリットのない酸化しきった世界から罪と罰を沢山被った“異能者”を追い出せる、居なくさせれると思わねェかァ?』









フョ「!!」












フョードルは“異能者のいない世界”を密かに望んでいた

それは暖和でもありながら、何処か確信的に













フョ「はぁ、ぼくの負けです。貴方が言った通り、ぼくたちは組みましょう。自身らの力を発揮するために、1ヶ月で終わらして差し上げましょう」










『はっ、最初からこうなる事を分かっていた。テメーの存在を知った6歳の頃から。てめーを都合よく利用させてもらうぜ』















あなたは先程までずっと小山座りをしていたフョードルに手を出した

まぁその手の甲には刃が忍び込まれているが











フョ「はぁ、早速ぼくを殺そうとしてこないでください。若い内は」








『バレちったかァ。ほら、刃を抜いたから今度こそこの手ェ握れ』









フョ「はいはい」















2人の手が重なった瞬間、2人の人生の歯車が動きだした