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第5話

史上最悪の誕生日
208
2022/03/27 04:56




我は元々、翡翠家という金持ちンところで生まれた










父、母、姉(胡蝶コチョウ)、我、妹(未来ミライ)
という構成だ











和風な家系な為、本家は屋敷でィ




そして勿論慕われている訳で、必ず翡翠家となる者は数人護衛が何時でもどこでも付いている








姉の胡蝶は容姿も振る舞いも良かった為、10人も周りにつけてたなァ


どう考えても歩きにくいだろ











それに比べ、我の護衛は1人

我は他の姉妹と差別されられていた




理由は3つ




1つは異能力を持っているから
代々翡翠家には異能力を持った人が居なかった
何時もと違う奴がいたから距離を置いたんだろうなァ







2つは我の性格

滅多に喋らなく、何を考えてるか分かんねェ感じだったからなァ
今思えば家のヤツら、相当なビビりじゃねェか
まぁそういう性格で気持ち悪かったっつうのもあるだろうけどな







3つは姉と妹による虐めだ

2人は力がない無力で無能なただの屑だ
何でもできる我に嫉妬した
弓道、柔道、茶道、剣道、勉強
全て我の方がよっぽど上だった
だから力のない無能共は暴力はしない
その代わり態と我に割れたコップを持たせ、罪をなすり付けたり、我がつくった資料を自分の手柄にしたり、あなたが可愛い私に嫉妬して虐めてくる等一切言った覚えのないことを両親に言いつけ、我は怒鳴られる

女の嫉妬は醜いぜと、その時は1mmも気にかけなかった
その様子を見た姉と妹は相当悔しんだり睨みつけたりしてたなァ
今想像したら吐き気した
あの顔、、、、、、オ゛ッエ゛ー
きもきもきもきもきもきも








まぁそんな感じで誰からも差別されられていた









1人を除いて







その1人は我の護衛、暁雪見(アカツキ ユキミ)







年寄りの婆さんだ









喋らない我を気にかけ、毎日話しかけてくれていた



我にとっては迷惑としか思わかなったからずっと無視していたが



※因みに翡翠ちゃんが江戸弁なのは、この雪見婆さんが元々江戸っ子だった為、それが移りました










そのまま時間が過ぎ、我が12歳の誕生日を迎えた時のこと









父は姉に少し先の婚約者を紹介した


その婚約相手の名は、







“フョードル・ドストエフスキー”









露西亜人と聞いて驚く姉

あ、一応その時は自分でつくった盗聴器をこっそり姉の懐に入れてから自分の部屋でイヤホンをしながら我はその話を聞いていた

イヤホンはどうやって作ったって?
企業秘密だぜェ









イヤホンを耳にしっかり抑え、静かに聞く












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姉「相手が露西亜人なんて、どういうことなのパパ!」


父「相手の方から連絡があってな。其方の娘を出してくれ、と」


姉「私を売るつもりなの?!」


父「そういう訳では無い。あちらも私達と同じ立場。上の立場でも下の立場でもない。ドストエフスキー家の息子は随分と有能で鬼才らしい。外見もよく、清楚な者だ。胡蝶ももうすぐで16だろう?いい話じゃないか」


姉「なるほど、そういう事なのね。、、、、、因みに、その息子は来てるの?」


父「嗚呼、決定事項だ。初の顔合わせとして拝見してみろ」


母「お父さん、先程電話したところ、御相手が来たみたいです。そろそろ頃合かと」


その声と同時に、ガチャリ、扉が開いた


そこにはドストエフスキー家当主と息子、フョードルの様子が


姉「っ!?」

胡蝶は整いすぎているフョードルの顔を見て、頬を赤らめた
そんな胡蝶に見向きもせず、フョードルは突っ立つ


父「噂をすれば、とやらだな。どうぞ此方に」

父は座らせる



※ここからの表示はドス君の父をドス「」に、ドス君をフョ「」とします



ドス「さぁ、其方の娘が翡翠胡蝶というのですか?随分と可愛らしいお顔なことです」

ふふっと笑うドストエフスキー家当主に、つられて翡翠家当主の道風(ミチカゼ)も笑う



その後ちょっとした世間話をドストエフスキー家当主と道風は楽しそうに語り合う

完全に2人の空間に入った自身の父をお構い無しに、胡蝶はじ〜っとフョードルを見つめる
一目惚れしたのだ

だがフョードルは何処か上の空

この状況、カオスである



姉「あ、あの、知ってると思いますが私は翡翠胡蝶と言います。以後お見知りおきを」


綺麗に微笑む胡蝶は誰もが認める天使だろう


そう発した胡蝶をフョードルをじっと見つめる



姉「あ、あの?」


フョードルの底知れない真っ黒な目に気まづさを覚えたのか戸惑う胡蝶

フョードルははっ、となにかに気付く

突然肩を揺らしたフョードルに更に疑問が浮かぶ胡蝶





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『気付かれたか、、、、、?』


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父「では遅くなったが本題に入ろう。胡蝶、君はどうしたい?」


姉「も、勿論!私はフョードル君と婚約しても良いですよ!」


下心丸出しで言う胡蝶


ドス「フェージャはどうしたいですか?」


少し圧をかけて言う当主



フョードル「、、、、、ヒスイあなた、、、ど、こ」

日本語に慣れていない様子のフョードルはカタコトで言う





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『誰かも勘づかれたァ?相当頭良いなこいつァ』



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父「あなた?嗚呼、あの化け物の事か」


姉「あなたの事知ってるなんて、可哀想に。フョードル君、そんな奴の事、忘れていいんですよ」


ドス「確か異能持ち、でしたよね?それも血を操るとかなんとか。そして頭がずば抜けていいとも聞きましたが」


フョ「!あ、たま、い、か」


姉「っ〜〜!だから忘れた方がいいですよって言ってるじゃないですか。それに、私の方が断然良い」


フョ「(なら盗聴器を仕掛けられている事なんてとっくに気付いてるでしょう、、、、)」


フョードルは心の中で呆れる



ドス「まぁそんな急ぐことでは無いしね。又今夜、此処で集まりましょう。そして道風さん、世間話の続きなのですが、」


父「おお!そうだな、話すとするか。その前に酒を持ってくる」


ドス「ありがとうございます」



父らはもう此方には興味を示さず、先程の世間話の続きを語る




姉「フョードル君、私の部屋に、って、何処に行ったの?」


胡蝶が気づいた頃にはもう、フョードルは居なかった









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スチャ、イヤホンを置く

誕生日だと言うのに何て憂鬱なんだ


我はその時そう思った
此処から先の方が最悪な展開になるんだなァそれが

その時の会話を主が打ってくれるってよ

我は語るん疲れたから休憩ー







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変わってこちら、ナレーション(主)でぇーす
翡翠ちゃんがイヤホン外したところから始まりまぁーす








あなたがイヤホンを外し、溜息をつく

なんて面倒な事になってしまったんだ

あなたはどっと疲れたようで、目を瞑ろうとする





が、それはできなかった






『(人の気配がするじゃねェか)』







そしてその通り、扉がゆっくり開く










フョ「あなた、で、す、?」
※盗聴器を仕掛けたのは貴方ですね?






『まぁ、そうでィ』






それから二人の間に段黙が続く









『でィ?何しに来たんですかィ?』







フョ「ど、な、ひと、み、る」
※どんな人か見に来ました







『(いや分かりずれェーーーーー。日本語に慣れてないんだなこいつァ)』







『Вы можете говорить по-русски』
※ロシア語で喋っていいよ








フョ「!?!?」









相手がロシア語を喋ってくれたなのか、驚きを隠せないフョードル








フョ「Все хорошо?」
※い、良いんですか?






『Конечно』
※勿論だよ








※ここからはGoogle解釈面倒いんで日本語で打ちますが露西亜語で喋ってると思ってください
ロシア語で喋っている(設定な為)翡翠ちゃんは江戸弁じゃないです










『盗聴器、バレたんだ。結構見にくいところに入れたんだけどな』







フョ「隠し場所としては実に素晴らしいですよ。懐に入ってあるハンカチの刺繍部分に忍び込ませるなんて。それに、どうやって作ったんですか?」





『姉がトイレに行ってる間に入れただけだから大したことじゃないよ。どうやって作ったかは、ゴミとして捨てられた金具や、古い監視カメラをこっそり盗って、そん中の部品を改造しただけだよ』





フョ「、、、、、、貴方本当に12ですか?」





『それ君が言えることじゃないよ。それに今日12になったところだよ。2月14日、私の誕生日。日本では聖バレンタインデーと言い、女の人が恋人や親友、家族などに気持ちや感謝を伝える為に貯古齢糖などの贈り物をするんだ』




フョ「それはそれは、全くもって無意味な日ですね」






『君、日本人全員を一瞬にして敵に回したね。まぁ確かに私もそう思うよ。あげてどうしろというのだろうね。抑々人に物をあげるという行為が本当に善意だとは限らないというのに』






フョ「その通りです。先程から話していて気づいたのですが、貴方とは“気が合う”」







『そりゃどうも』







フョ「なので婚約しませんか?」








『は?』











我は思わず日本語になってしまった

あ、読者諸君は分からないかァ

え、てか、え、は?









『君は私の姉の胡蝶と婚約するんだよ。親の話聞いてた?』







ロシア語でそう言う
あ、読者諸君は分からないか








フョ「知ってますし聞いてますよ。でも翡翠胡蝶という方、好きじゃないですしできればすぐにでも離れたいです」








『(どちゃクソ嫌われンじゃねェかァ)』









『んー、じゃあ妹の未来は?胡蝶よりかはマシだよ』






フョ「あったことは無いですが翡翠胡蝶と同じ匂いがするんでいやです」









いや草

未来会ってもねぇのに嫌われてて草










それに我は今夜、ある事をする


此奴の事じゃねェ




この家族にだ








そしてこの先、我は血の海を歩いて生きる


どす黒い道を、迷い犬のように
ストレイドッグのように








その中の計画にフョードル・ドストエフスキーの文字はない

つまりいらない存在





と、思っていたが此奴は頭がいい

使える










『じゃあ君、今夜私に付き合ってくれたら婚約してあげる。もし破ったら君の好きなようにしてくればいい』







フョ「!ふふっ、いいですよ。何でも言いなされ、“あなたちゃん”」










妖しく笑った此奴
此奴は完全に黒だ。将来、いや、近頃、てめーは最狂で最凶となる




それを上手く利用してやらァ







『ちゃん付けはキモイからやめてね』