第5話

第4話
522
2021/08/22 23:13
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あなたside

あなた
あなた
はい、どーぞー


私は誰だろうと思いながら返事をした。


扉の先には.......





















和泉 一織
和泉 一織
こんにちは
クラスメイトの和泉一織です
田村あなたさんですよね?
あなた
あなた
あ、はい!
そうです!!


かっこいい子だなぁ





って、待て
今、和泉一織って言った......?







いや和泉一織だ.....
目の前に居るだと....!?
和泉 一織
和泉 一織
どうかしましたか?
あなた
あなた
い、いえなんでもないです!!

や、やばい

本物来ちゃった......
てか同じクラスなんだ!!!
学校にいるっていう噂はなんか聞いてたけど本当だったんだ....!!







和泉 一織
和泉 一織

私、映ってますね
テレビを見て彼は言った。
あなた
あなた
あ!!
これはたまたまテレビをつけた時に映っていて...
和泉 一織
和泉 一織
なるほどそうなんですね
何を話せばいいか分からない

てか生で見るともっとかっこいいのか...
すごいな
和泉 一織
和泉 一織
あ、これ
あなた
あなた
ありがとうございます
彼からプリントが大量に入ったプリントを渡された。



あなた
あなた
多すぎ....笑
てか学校行ってないから勉強わからない...笑


そんなことを言っていると



和泉 一織
和泉 一織
あ、私教えましょうか?
あなた
あなた
へ?

ええええ!?!?
和泉 一織
和泉 一織
ど、どうしましたか?
あなた
あなた
い、いえなんでもないです!
すみません勉強教えてください

まあアイドルに勉強教えてもらうなんてこの先一生無いしいいか!
















ただいま勉強中です。


でも問題が.......



彼と私の距離がとても近いです。



私の心臓は今破裂しそうなほど高鳴っています、、、。



てか本当に近くで見るとかっこいいんだな。
まつ毛長いし!
おお 肌も白い!本当にかっこいいな。


和泉 一織
和泉 一織
何ずっとじろじろ見てるんですか?
あなた
あなた
え!?
うそ!
見てるのバレてた、、、



私は顔を赤らめながら必死に否定した。
あなた
あなた
ち、ちがいます!!
み、見てません!!!
和泉 一織
和泉 一織
顔真っ赤ですよ笑
和泉 一織
和泉 一織
可愛い人だな...
最後なんて言ってた、?
まあいいか!
あなた
あなた
赤くないです!!
あなた
あなた
ていうか和泉くんって面白いんですね笑
和泉 一織
和泉 一織
そうですか?
あなた
あなた
はい
なんていうかテレビで少し見てる時はクールそうであんま人と話しそうなイメージがなかったのですが
あなた
あなた
今実際話してみるととても面白くて優しい人なんですね笑
和泉 一織
和泉 一織
そ、そうですか...
あれ?
彼の耳が赤くなってる?
気のせいか笑















いつの間にか勉強を教えてもらってるうちに私は敬語ではなくタメ口になっていった。


あなた
あなた
和泉くん今日はありがとう!
また勉強教えてね!
和泉 一織
和泉 一織
こちらこそありがとうございました
また機会があれば来ますね









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一織side

最初病室に入った時彼女はテレビを見ていた。

私達が写っている。


とりあえず私は挨拶した。


そしてこちらを振り向いた彼女。

彼女は笑顔でこちらを向いてくれた。


彼女はテンパってるように見えるがその理由はわからない。

まあいいか。

いや、待て...
さっき呟いていたのは何だったんだ、、?

まさかこのテレビを見ながら呟いたか、?

そして「私が映っていますね」と答えた。
そうしたら彼女はテンパり始めたのか顔を赤くした。

可愛い人だな....。


そして課題を渡した。その人は嫌そうな顔をしていた。

そしたら彼女が勉強がわからないと言うのでとっさに口に出てしまった。

「あ、私教えましょうか?」
彼女は驚いていた。てか顔がまた真っ赤になった。
かわいい...。

そして勉強を教えていくうちに彼女は明るくて話しやすい人なんだなということがわかった。




そして彼女は最後、「また勉強教えてね!」と笑顔で言った。

そして私は
「また機会があれば来ますね」と答えた。


案外彼女の病室に行くのは楽しいかもしれない。






あ、最後に聞こう


和泉 一織
和泉 一織
田村さんはいつ頃学校に戻ってきますか?
あなた
あなた
あ....


彼女の反応はどこか悲しそうだ。
何故だろう____。

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