あなたside
中「夜ご飯さ、どっか食べに行かない?」
佐「焼肉!!」
松「お肉!!」
菊「いいな!中島の奢りな!」
マ「やった〜健人くんゴチでーす!」
中「な、なんで?!」
松「言い出したの健人くんじゃん!」
中「いやーそれはさー」
佐「期待させといて連れてってくれないんだ…」
中「わかったよ!笑」
菊「じゃ、行くか!」
全−山「おぉ〜!」
マ「あなたちゃんも早く行こう?」
『あなたはいいや!』
松「えぇ〜行こうよ!」
『5人で行ってきな!』
佐「あなたどうしたの?お腹痛いの?頭痛いの?」
『どこも痛くないよ!』
佐「じゃあ、行こうよ」
『うーん、、』
中「…何かあったの?1人で抱え込んじゃダメだよ?」
『全然!何もないよ!』
佐「あなた…」
『ん?』
佐「嘘ついたでしょ」
『いや!ついてないよ!』
佐「残念バレバレ〜笑」
『なんで分かるの?』
佐「あなたはね、嘘ついてる時は首に手を当ててるの」
マ「聡ちゃん知ってた?ボソッ」
松「全然ボソッ」
菊「俺も知らないんだけどボソッ」
中「まじ?俺も知らないボソッ」
『…ダイエットしようと思って!』
全−山「…えっ?!」
『そんな驚く?』
中「あなた、今何キロ?」
『んーとね、42』
菊「身長155ぐらいだろ?軽くね?」
『158!!!』
菊「はいはい、」
マ「相当軽いと思うよ?」
松「それ以上痩せちゃったら体が心配だよ」
佐「…でもなんで急に?」
『さっきねTwitterみたの』
中「あぁーそれで誰が書いてるのを見ちゃったんだ」
『そう、だから頑張ろうかなって思ってさ!』
佐「ダメ!!!」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。