あなたside
『どうしよう…』
お風呂に入ったんだけど
えーパジャマを部屋に置いてきてしまいました
下着姿なんだよね
しかも洗濯機回しちゃったの!
回さなければよかった…
リビングの前通らなきゃ部屋に行けないの!
誰か来てくれるかな…
『だーれーかー!』
松「あなたちゃんなんか言ってない?」
菊「でも、風呂入ってなかったっけ」
中「見に行った方がいいかな?」
佐「覗くの?!」
菊「覗かねぇよ!笑」
マ「じゃあ、僕見てくる!」
中「覗くなよー笑」
マ「はーい!」
マ「あなたちゃーん!どうしたの?」
『マリちゃん!よかった〜』
マ「?」
『あっ!あなたの部屋からパジャマ持ってきてくれない?忘れちゃって!』
マ「いいけど、部屋入っていいのー?」
『んーマリちゃんなら大丈夫!これ鍵!』
マ「わかった!ちょっと待っててね!」
マ「あなたちゃん!持ってきたよ!」
『ありがとう!』
マ「ドアの隙間に手出してー」
『はーい』
マ「はいどうぞ!」
『んーありがと!ってこれマリちゃんのシャツじゃない?』
マ「そう!」
『あなたのパジャマは?』
マ「部屋に入るの躊躇っちゃって…」
『そうなの?!』
マ「だから、僕の持ってきた!」
『えーなんかごめんね!ありがとう!』
マ「うん!リビングで待ってるね!」
『はーい!』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!