第23話
救出っ! ⑥
グク「て、テヒョンさんっ!」
TIGERの扉をバンバン叩くバックスバニー。
テヒョン「あ、鍵閉めてたんだった。」
急いでバニーさんを中に入れ、事情を話します。
さっきまで殴られたり、刺されなければ助けます。と、言っていたバックスバニー。
これは殴られるかも…と、腰が引けます。
しかし、バニーさんの後ろにしがみついた子猫ちゃん。
何とか子猫ちゃんに良いところを見せたいのも事実です。
男「俺の女をかえせっ!」
テツ「返すもなんも、取ってねえってっ!」
この堂々巡りの、らちのあかない言い合いをどうして納めましょうか?
またこの前みたいにバカなふりでもしましょうか?
バニーさんは考えます。
バカな振りをしたら今度こそ殴られそうです。
グク「お、俺がテツの彼氏ですっ!」
いきなりの爆弾発言に、男の目が見開きます。
男「はぁ?」
グク「俺が、テツのか、彼氏です。…だ、だからテツは彼女には手はだしません。」
ぽかんとした顔の男。
スンとした顔のバックスバニー。
そしてそれ以上にお口があんぐりの狂犬…あ、今は虎に戻りました。
グク「もう、お帰りください。」
紳士のように店の扉を開けると無言で出ていく男。
残された三人…。
顔を見合わせて笑い転げます。
テツ「…で、なんでここにいるの?」
END
🐼です!
すみません。むちゃくちゃ遊んでます。
いけすかないヤツに続いてのクソヤロウ。
大変失礼いたしました。
最後にまた巻き込まれるグク。
しかも「なんでここにいるの?」って。😂。