第13話

嫌われ→愛され
379
2022/01/08 14:28
主
やってみたかったのでやります
蛇山チアキ
蛇山チアキ
えっ…?
寺刃 ジンペイ
寺刃 ジンペイ
悪いけどチアキ先輩とハヤ先輩。これ以上あんたらを信用出来ない
何が起こったのか一瞬分からなかった。
霧隠 ラント
霧隠 ラント
出てってくれ
気がついたら僕らは外にいた。
事の始まりは…
蛇山チアキ
蛇山チアキ
ふぁ〜ねむ…
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
あはは…
今日もまたいつもの日常が始まる。
そう思って、僕らは部室の扉を開けた。
雷堂 メラ
雷堂 メラ
来たな。裏切り者
蛇山チアキ
蛇山チアキ
は?
雷堂くんのいきなり過ぎる言葉に僕は固まった。
コマ君
コマ君
グスッ…信じてたのにっ…
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
ちょっ、待って!
蛇山チアキ
蛇山チアキ
何が起きてるか分からn
バンッッッッッッッッッ!!!!!!!
その時、霧隠くんがいきなり机を強く叩いた。
僕はその瞬間フリーズしたかのように止まった。
霧隠 ラント
霧隠 ラント
何をとぼけている。
裏切り者がここにいる資格はない
蛇山チアキ
蛇山チアキ
だ、だから裏切り者って…
僕は怯えるような声で聞き返した。すると七雲さんが立ち上がった。
七雲クウカ
二人共、風紀委員と手を組んだってね
蛇山チアキ
蛇山チアキ
は?
もちろんそんなことした覚えはない。僕は否定しようとした…けどその瞬間、ノーズに立ち上がられ腕を掴まれた。
グギギギギギギ
その掴む力は折れそうなぐらい痛かった。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
い゛っ!?い"だだだだっ!!痛い゛!!
ノーズ!!離して!!
ゴキゴキゴキッッッッ
嫌な音が僕の腕から聞こえた。その瞬間、物凄い痛みが僕を襲った。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっっっっ!!!!
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
ッ!!
バシッ
するとハヤが僕の腕を掴んでいたノーズの腕を振り払った。
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
何してんだよ…お”い!!
その声は、怒りしか感じ取れなかった。
しかし、ノーズはハヤの腕を掴むと先程同様にハヤの腕を折った。
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
ッッッッ!!!
しかしハヤはノーズの手を振り払うように腕を捻じ曲げ、僕を抱えて部室から出た。
僕らは学園マフィアがいる体育倉庫に帰った。しかし、無数のゴミを投げ捨てられた。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
ゔぅ…
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
チアキ、大丈夫…
左腕を庇いながら外に出た。
外は土砂降りだった。僕らはずぶ濡れになりながら僕の部屋に入った。
ガチャ
蛇山チアキ
蛇山チアキ
ん…?
蛇山チアキ
蛇山チアキ
なんか…寒い…?
見ると冷房がガンガンに付いていた。僕は血の気がサァーっと引いていくのが分かった。
僕らは部屋の扉をガンガン叩き、ドアノブをガチャガチャ回した。けど、扉は開かなかった。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
なんでっ…!?開かないっ…!?
エアコンなんて付けた覚えない…イタズラ…?
蛇山チアキ
蛇山チアキ
誰か!!ここ開けて!!助けて!!
誰もいないせいか反応がない。僕らはエアコンだけでも止めようとリモコンを探した。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
早くっ…止めないとっ…死ぬっ…凍死するっ…!!
だけど、どこを探してもリモコンは見当たらなかった。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
な…で…ない…の…
僕は恐怖で扉を思いっ切り叩いた。
痛みなんて関係ない。ここにいたら間違いなく死ぬ。
そう思って扉を強く叩いた。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
はぁっ…!はぁっ…!あっ…
ドサッ
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
チアキ…!!!
力をなくした僕はその場に倒れた。
カチカチという音が僕の身体から聞こえて咄嗟に腕を見た。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
なに…これっ…!
そこには凍りついて水色の結晶ができている僕の腕があった。身体がビシャビシャなせいで身体が冷えて限界を超え、凍りついたみたいだ。
蛇山チアキ
蛇山チアキ
あっ…あぁっ…!!
どんどん凍っていく身体に恐怖を感じた。
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
チアキ、落ち着いて…なるべく身体を丸めて…冷たい空気を…吸わないように…手で、塞いで…服の…心臓がある部分を握って…
真夏なのに雪が降りそうな部屋で僕はただただ震えていた。
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
………
バサッ
すると、ハヤが自分の服を僕に掛け、僕を外から抱きしめた。これじゃあ僕は暖かくても、ハヤが凍え死ぬ。
歌奈蛇 ハヤ
歌奈蛇 ハヤ
…………












影野シノブ
お、おい蛇山チアキ!!歌奈蛇ハヤ!!
大丈夫か!?

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