………
は、この声…!
私は勢いよく後ろを振り返る
そこには委員会で学校に残ってる筈の幼馴染四人が。
全然気付かなかった、いつの間に…でも、
「実はですね」、
さとみの言葉に続けるよう
るぅとが衝撃の事実を口にする
………
たはは、と苦笑いを浮かべるジェル
って事は今まで私の気を紛らわす為に
六人全員霊が見えてても見えてないふりしてたって事…?
ポク、ポク、チ───(´-ω-`)───ン
うん、確かに私達は
ちょっと普通の人より変でズレてると思う()
でもそんな変でズレてるとこがあるからこそ私達だしね
私達から"変"をとったら最早何者でもない()
" また明日、学校で会おうね "
そう言い、ニコリと微笑み背を向けて帰っていく詩月
だがななもり。はそんな詩月を呼び止める
意味深な発言を残し、
詩月さんはその場から去る
ジェルが指を指し示した方向を向くと、
そこには先程幽霊を追い払ったお守りが
また明日会った時返せば良いもんね…
そう思いながら私はお守りを拾い、
六人と一緒に帰路を辿った。
⿻*.· To be continued…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!