第7話

#6 幼馴染の願いと衝撃の事実
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2021/10/09 01:35
ななもり。
ななもり。
怪奇調査の依頼の時は、
俺達幼馴染六人の内の何人かが
一緒に同行してもよろしいでしょうか?



………





(なまえ)
あなた
いや、二人とも…話聞いてた?
そんな事したら皆にまた迷惑を…
??
何が迷惑なんですか?



は、この声…!



私は勢いよく後ろを振り返る



そこには委員会で学校に残ってる筈の幼馴染四人が。








(なまえ)
あなた
な、何で…
ころん
ころん
最初から全部聞いてたよ、
なーくんが電話繋げてくれたから



全然気付かなかった、いつの間に…でも、





(なまえ)
あなた
それなら分かるでしょ?
私は皆を危険な事に巻き込みたくない…
さとみ
さとみ
でも俺達はあなたが
危険な事に巻き込まれるのが
耐え難いし、気がかりで仕方がない
(なまえ)
あなた
…!!


「実はですね」、


さとみの言葉に続けるよう

るぅとが衝撃の事実を口にする





るぅと
るぅと
あなたに心配をかけたくなくて
今まで言ってなかったんですが…
僕達六人全員、霊感があって
幽霊が見えるんです



………




(なまえ)
あなた
えぇ!?何それ!
ジェル
ジェル
そのまんまの意味やよ、
俺達も普通の人の倍位霊感があるから
幽霊とか見えるねん
まぁ…あなた程じゃないけどな




たはは、と苦笑いを浮かべるジェル




って事は今まで私の気を紛らわす為に

六人全員霊が見えてても見えてないふりしてたって事…?






ジェル
ジェル
さて、詩月さん…やったかな?
この提案、乗ってくれるか?
詩月
詩月
うん、大丈夫だよ。OK!






    ポク、ポク、チ───(´-ω-`)───ン






ななもり。
ななもり。
えぇ⁉︎そんなすんなり認めていいの⁉︎
詩月
詩月
だって君達霊感あるんでしょ?
幽霊は霊感がある人に寄ってくるから
むしろ調査しやすくなるし、
俺は別に困らないよ?
詩月
詩月
というか君達が提案したのに
俺が良いよって言ったら驚くなんて…
変な人達だなぁ( ¯−¯٥)



うん、確かに私達は


ちょっと普通の人より変でズレてると思う()







でもそんな変でズレてるとこがあるからこそ私達だしね




私達から"変"をとったら最早何者でもない()










詩月
詩月
…さて、黄昏時は幽霊や魔物等
禍々しい怪奇が多発するからね
良かったら家まで送っていくけど
(なまえ)
あなた
あ、それは大丈夫です 
ご心配頂きありがとうございます“(. .*)
詩月
詩月
そう?じゃあ…





     " また明日、学校で会おうね "









そう言い、ニコリと微笑み背を向けて帰っていく詩月




だがななもり。はそんな詩月を呼び止める





ななもり。
ななもり。
待って!
詩月さんって俺達と同じ学校なの?
詩月
詩月
ふふ…明日になれば分かるよ、


意味深な発言を残し、


詩月さんはその場から去る








るぅと
るぅと
なんか…変わった人ですね 
さとみ
さとみ
まぁ俺達も変わってるし…
他人の事言えねぇけどな
莉犬
莉犬
取り敢えず早く帰ろ、
日もかなり暮れてきてるし
(なまえ)
あなた
でも今の状態で戻ったら
また家でポルターガイストが…
ジェル
ジェル
その落ちているお守り、貰ったら?




ジェルが指を指し示した方向を向くと、

そこには先程幽霊を追い払ったお守りが





(なまえ)
あなた
そうだね、貰おうかな 


また明日会った時返せば良いもんね…




そう思いながら私はお守りを拾い、

六人と一緒に帰路を辿った。









               



              ⿻*.· To be continued…

     
  

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