第8話

#7 彼女は違う
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2021/12/16 22:38



※ 今回から詩月のアイコン変わります




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ガチャッ…




(なまえ)
あなた
ただいまー…って、わ⁉︎

扉を開けた瞬間、

玄関の前で立ち塞がる家族三人の姿が。




遅かったなとか言われるんだろうなぁ…






そう悶々と考えていると、

想定外の言葉がお父さんの口から出てくる






(なまえ)の父親
あなたの父親
おかえり、今から最近出来たラーメン屋に
食べに行こうって話になってな。
あなたを待ってたんだよ
(なまえ)
あなた
え、ラーメン!?


しかも最近出来たところってまさか、

私の大好きなしょうゆ豚骨の…!?




(なまえ)の母
あなたの母
しかもお兄ちゃんの奢りだから、
好きな物選んで良いわよ!
(なまえ)
あなた
え、やったぁ!


ギュッ!!






(なまえ)
あなた
ありがとうお兄ちゃん大好きっ!
(なまえ)の兄
あなたの兄
ゴフッ…_:(´ཀ`」 ∠):_
う、うんっうんっ!
お兄ちゃんもあなたの事大好きだよっ!
(なまえ)の母
あなたの母
はいはい、じゃあ早く
私服に着替えてきなさい
(なまえ)
あなた
はーい!




        * * * * *



ザブンッ…






詩月
詩月
熱っ、45℃ってこんな熱かったっけ…



視点が変わり、詩月は現在風呂に入っていた。



詩月は45℃の熱い湯に浸かりながら
あなたの言葉を思い出す






        ・ ・ ・


(なまえ)
あなた
怪奇調査団に入ると、
この忌み嫌われた"不気味な力"を
"役に立つ力"として使えるかもしれない



   『 私はその使えるかもしれない、
        僅かな可能性に懸けたいんだ 』



        ・ ・ ・



詩月
詩月
(今までの人達は金目当てで俺の誘いに乗って
入ってたけど彼女だけは違う、)
詩月
詩月
(それにあの幼馴染達全員
幽霊が見えるなんて…)
詩月
詩月
…うん、これは面白い事が起きそうだ 


詩月はそう一人で呟き、風呂を上がる




そして椅子にかけてあった
黒い長袖のヒートテックと紺色のジーパンを着て、


予め入れておいた冷たいカフェオレを
黒いソファに座りながら啜る







詩月
詩月
そして明日から
あの成瀬あなたと幼馴染達に
会う事が出来る…ふふ、




       " 楽しみだな "




                                                     ⿻*.· To be continued…

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