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第1話

僕達が出会った日。
11
2021/06/14 07:22
僕は中村凛。高校2年生。
僕には片思いの人がいる。
それは僕の担任である…
川井司先生。僕は現在17歳川井先生は23歳。
若くてかっこよくて女子にもモテている。
「先生?私と付き合って?」
「えー。どーしよっかなー。」
この光景はよく見る。

放課後僕は部活に行った。
実は顧問も川井先生なのだ。

「よーい!始め!」
練習試合が始まった。
「っ…痛い…」
え?立てない。
あ……痛い…
涙が溢れる。
「凛!大丈夫か?」
先生…来てくれた……
「っう…うっ…たてな…い……」
痛すぎて勝手に涙が出てくる。
「痛かったな…もう大丈夫。」
フワッ…「先生?」
川井先生は僕をお姫様抱っこして保健室まで走ってくれたのだ。
「奥村先生〜!部員が!」
「川井先生?!運んで来てくれたの?担架出したのに。あっ、じゃあベッドに……」
僕はベッドに寝かされた。
「中村くん?大丈夫?どーうなってこうなったの?」
「…っ…練習試合してたら…足ひねっちゃって。でもいつもの捻った感じじゃなくて…いつもだったら立てるのに…っ…」
「凛、あんま無理すんなよ…」
「中村くん、足ちょっと触るよ?」
「うっ…う…いた…い…痛い…嫌…」
「凛落ち着いて。先生の手握ってていいから。大丈夫見るだけだから。」
「……っ…」
こんな、話せたの初めて。
こんなこと言われたらもっと好きになっちゃうよ…
僕は眠りについた。
気がつくと6時半。
保健室には、誰もいなかった。
ドアを開けようとすると紙が貼ってあった。

『 凛。体調大丈夫か?職員室寄ってけ。
つかさ 』

先生…
多分僕はこの時顔が真っ赤だったと思う。
だって体が暑かったから。

コンコンッ
「失礼します。川井先生いらっしゃいますか?」
「おう!中村!もう平気なのか?川井先生が教室で待ってるって言ってたぞー!」
「え…わかりましたありがとうございます」
え。なんだろう。僕なんかした?
「りーん。」
「川井先生、、あの!」
「あー。礼ならいいよ」
「…」
「なんですか。用って」
「なぁ、凛。俺の事好きなの?」
「え?……」
「なに?笑違うの?」
「………… 先生。ずっと前から好きでした。」
「……笑笑」
「なんでこんなこと聞いたんですか?」
「いや、凛が怪我した時俺凛の所に行ったじゃん?凛さ、泣いてるのに関わらず顔真っ赤で笑笑」
「…/////」
「俺、ずっと凛の事見てたよ?俺も好きだもん。」
「え……」
「何笑嬉しいの?可愛いね。俺たち、秘密の恋愛だね?これからよろしくね」
「お願いします…/////」

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