第14話

言いたいこと
232
2019/05/25 14:44
コンコン
あなた

シゲー今いい?

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
いいよ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
どうしたの?
あなた

ひとつ聞きたいことがあって…

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
何?
あなた

貴久と何かあった?

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
なんで?
あなた

今日の帰り道すごく気まづい雰囲気だったから貴久と何かあったのかなって思って

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
別に何もないよ
あなた

本当?何か変なこと言われたりとかしてない?

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
してないよ!
あなた

ねぇシゲ私に何か隠し事でもしてるの?

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
だからしてないって!
あなた

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
ご、ごめん
あなた

ねぇシゲ 私ねなるべくシゲの力になってあげたいの でも、私には当然人の心を読み解く力なんて持ってない だから言いたいことはなるべく言って欲しい

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
あなた

おせっかいかもしれないけどこれが私の正直な気持ち

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
あなた

ごめんね、いきなり じゃあおやすみ

私が出て行こうとすると…
ガシッ
あなた

シ、シゲ?

シゲは私の腕をぐっと掴んだ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
そうだよなちゃんと言わなきゃ伝わんねーよな
あなた

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
俺、あなたのことが好きだ
あなた

えっ?

加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
俺、最初はただの友達としか思ってなかったけど、一緒に過ごしてきてこんなダメダメな俺に寄り添ってくれたあなたがいるだけでなんかドキドキする 今あなたに言われてちゃんと言わなきゃって思った あなたが俺の事を異性として見てなくてもいい、俺があなたのことが好きってことだけでも伝われば
あなた

今日は…とりあえず寝るねおやすみ

と言いシゲの手を振り払って逃げるかのように部屋を出た
あんなこと初めて面と向かって言われた それになんだろこれドキドキするもしかして…

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