どうも…そんなこんなで荷造りしてるあなたです…
なんかベットやら机やらの家具は母が私の好きな雰囲気を教えて義父さんが色々注文してくれたらしいです…
さっきから母はルンルンで荷造りしてるのに対して私はのろのろと荷造りをしている
時間はかかったものの引きこもりのせいで荷物は少ないため(ほぼ本)大体は終わった。
しかしそこで私の手は止まった
私は昔は可愛いものが大好きで、オシャレな自分の大好きなコーデじゃないと1日ムスッとしているような子だった。
しかし事件の後からは可愛い服を着ることが怖くなってしまった。
「どうせ私には似合わない」
「私は可愛くないんだから。」
そう自分に言い聞かせてるうちに本当にそう思うようになってしまった。
これで私の荷物は終わりだ
いや…展開はや……
母とは違う家で暮らすのだからもうなかなか会えなくなるだろう。
まぁ元々母は仕事が忙しく家にも全然いなかったから変わらないといっちゃ変わらないか。
まったく。展開が早いくせにどこまで心配性なんだ。
私はそんなことを思いながら長年私を守ってくれた家を出、2年以上ぶりの外へ出た。
その頃ーーーーー
プルルルル
プルルルル
、
私は自分が大きく変わるきっかけの人達がこんなにも待ってくれているとは知らずに不安の中タクシーの中でリュックを抱きしめた―――·····
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!