第22話

岩を斬った日
1,647
2020/06/13 12:35
炭治郎目線



腕が、足が、

千切れそうなほど。



肺が、心臓が、

破れそうなほど。



刀を振った。

それでも錆兎には勝てなかった。





















_半年経つまでは。




その日俺が挑みに行くと錆兎は、
真剣を持っていて。
錆兎
半年でやっと男の顔になったな
竈門 炭治郎
今日こそ勝つ
真正面からの勝負は単純だ。

より強く。より早い方が勝つ。

一瞬で勝負は決まった。







この日、この瞬間。

初めて俺の刃が先に錆兎に届いた。





_パカッ





錆兎の面が縦に割れた。




俺が勝った時

錆兎は笑った。





泣きそうな、嬉しそうな、

安心したような笑顔だった。





真菰
…………勝ってね、炭治郎。
アイツにも
気づくと錆兎は消えていて、

錆兎の面を斬ったはずの俺の刀は








































岩を斬っていた。
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〖作 者 の 言 い 訳〗

どもっす!
いやぁ……炭治郎目線、長ぇ((殴

とゆわけで割愛します💓💓💓💓((((((((
ご、ごめんなさい!
でもこうしないとなかなか先に進まないんです💦

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