第24話

20話〜ころんの過去〜
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2021/05/19 07:50
《ころんsaid》
全部思い...出した
僕って実は、妹いたんだよね
それも、1歳年下の
その子はたしか、あなた
僕の天使だった
ほんとに可愛くて優しくて
自慢の妹だった
チャームポイントは、すごく綺麗なピンクの髪の毛
すごく綺麗なオッドアイ
その色はねピンクと青なんだよ
でも、そんな平和な暮らしが崩れたんだ
《過去》
(なまえ)
あなた
ころにぃ
ころん
ころん
なあに?
(なまえ)
あなた
なんでもない(*´ ˘ `*)♡エヘヘ
ころん
ころん
可愛い
僕達は、親がいない
今は、あなたが中学生になったから、2人でくらしてるんだ
お母さんは、もともと持病を持ってたらしくて、あなたを産んだあと、死んでしまった
お父さんは、僕が産まれる前に交通事故で、死んでいた
でも、その時の事故で、小学生の男の子を救ったんだって
僕もあなたも親との思い出があまりない
あなたは、絶対ない
僕が覚えているのが、お母さんが死んでしまう少し前に、「あなたをよろしくね、、、なにかあったら、守って、、、ころん大好きだよ、、、(なまえ、産まれてきてくれてありがとう、、、少ししかいられなかったけど、楽しかった、、、ずっと見守ってるから」
そう言って、お母さんは、しんでしまった
その後、お母さんの方のおばあちゃんとおじいちゃんのとこで、暮らすようになった
でも、2人も老化がすすんでて、育てるのもやっとになった
おばあちゃんは、施設に
おじいちゃんは、階段からおちて、骨折してて、入院してる
だから、僕達は、中学生になったらこの家を出て、2人で暮らすって言った
そしたら、2人が「私たちはもう長くないから、私たちの全財産をあげる。2人で仲良くね!」
それで、家とかも買って
二人のお見舞いにも行って
いろんなことをした
正直、楽しかった
でも、同時に寂しかった
実は、もっと辛く、苦しい出来事があなたにあった

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