第21話

京本大我 × 田中樹 ⑦
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2020/10/24 07:02
倦怠期...かな??

メンバーといる時も

テレビの収録してる時も

ラジオの時も特に

そんな感じしないけど

2人っきりになったら

フラッとどこかに行っちゃう。

2人っきりになったら

そういう態度を取るから

メンバーも分からない

メンバーに相談したいけど

まだ言わない。

最近デートもしなくなった。

1番変だなって思うのは、

俺がオフで樹が仕事の時

簡単なものだったらレシピ見て

ゆっくーり作るんだけどね、

外で誰かと食べることが多くなった。

最近LINEしても既読つけないし。

今日は、

北斗は1億円のさようならの収録

慎太郎は朝顔の収録

ジェシーは有吉ゼミの収録

こーちはスクール革命の収録

樹は炎の体育会TVの収録

俺はおふ!笑

ここ2週間くらい休みがなくて

3日休みもらえたんだよね〜

1人だけオフってすごいや。

6人でシェアハウスしてるんだけど、

誰もいなくてシーンと静まり返ってる。

今日もきっと、樹は外食するだろーな、、、

わかっててLINEして、

わかっててご飯を作る。

今日は...俺が作ってる中で

樹が1番うまいって褒めてくれた

衣笠丼を作る。

試しに樹にLINE

既読ついて終わり。

久しぶりの既読の文字、、、

只今の時刻19:30

そう思ってLINEを見てたら

扉を開ける音がした。

誰かな??

ひょこって顔だけ玄関に出したら

樹だった。

どうしようって思ったけど

声をかける。

「 樹、ご飯は?? 」

『 ・・・ 』

無言で部屋に戻ろうとするから

慌てて腕を掴む

そしたら

『 やめろよ 』

って冷たい目で低い声で言われた。

怒ってる。

え??

「 ごめん 」

って言って慌てて手を離す

「「嘘」」

誰かと俺の声が重なった

「 え? 」

優「 樹どうした? 」

「 こーち! 」

優「 なにかあった?...じゃなくてなにかあったんだね 」

「 ううん!なにもない!大丈夫! 」

優「 嘘つけ 大我にあんな態度取らないでしょ 」

「 ... 倦怠期 」

優「 俺が言ってこようか? 」

「 いーよ。大丈夫。 俺がどうにかする 」

「 ごめんね。こーち 」

優「 ううん。大丈夫 」

「 他のメンバーに言わないでね 」

優「 うん 」

と話してこーちは自室に行った

なにか言おうとしてた。

こーちほんとごめんね。












それから

樹は2人っきりになったら

やっぱりどこかへ行った

皆に見せてるのは裏の樹。

それが辛すぎて辛すぎて

俺は思い切った

今日は俺と樹以外仕事

樹とすれ違った瞬間

「 樹 」

って声をかける

もちろん樹は無言

「 まって 」

もちろん止まらない

だからまた

腕を掴む

『 やめれって前に言ったべ 』

北海道弁でキレてこないで~

って脳内で思いながら

「 樹やめよ。こんなん。俺寂しい 」

『 なにが?なにがやめよ? 』

「 樹最近冷たい。 」

で、無言。

離せって目で言ってるのがわかる。

「 俺何かした? 」

「 樹が冷たいのやだよ 」

「 俺の事嫌いになったの? 」

「 男同士だから嫌になった? 」

「 男...男だけど俺樹好きなんだよ 」

って言ったら

さっきと変わった目をしていた

「 樹? 」

『 ごめん 』

「 え!? 」

『 嫉妬した 』

「 え? 」

『 嫉妬してて冷たくなってた 』

「 え?嫉妬? 」

『 前にPOTATOの撮影の時に 』

『 こーちときょもペアになって 』

『 撮影してるの見て 』

『 嫉妬した 』

そんなんで冷たくされて

倦怠期に入って焦ってた俺の気持ち

考えてよー とか思ったけど

俺もされたら冷たくなりそうって思った

「 ごめん 」

『 俺こそごめん 』

「 樹 」

『 ん? 』

「 大好き 」

『 は 』

って言って耳まで真っ赤にする

「 照れたッ 」

っていじると

『 うるせっ 』

って言うから

「 りんご 」

って言ったら

『 うるさい口はどこかな? 』

って爆イケじゅったんが出てきたから

「 さぁ 」

って答えたら

『 ここにいた 』

って言われて深く深くキスされた

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