慎side
100degrees撮影日。
今日もみんな、あなたさんの衣装を楽しみにしていた。
衣装に着替えてやってきたあなたさん。
その服装は、開きすぎなくらいのダメージジーンズに中に網タイツを履いていて、上は黒のオフショルダー。
ポニーテールを揺らして入ってきたあなたさん。
今回が1番布面積少ないですけど。
普通に色気半端ない。
直視できない俺たちは、どう接すればいいかわからない。
そんな中、普通に話しかける人が1人。
壱馬さんだった。
不仲と呼ばれてる割にはよく話す2人。
俺から見ると壱馬さんがただ素直になれてないだけだと思うけど…
ストレートに言いましたね壱馬さん。
即答できもと返したあなたさん。
そりゃそうなりますよ。
平気な顔をして歩くあなたさんとちょっと落ち込んでるであろう壱馬さん。
なんだろう、このムカつく感じは。
恋愛ドラマにあるすれ違いの恋みたいでイラつく。
さっさとくっつけよ的な。
それだけ言って黙って携帯をいじり始めたあなたさん。
クールだな。
なんて思ったり。
見た目はクールだけど、今携帯で見てるのなんだと思う?
猫の癒し動画だよ?
もう可愛いですよね。←
そうやって、バレるのが嫌だから言われそうになると口を塞ぐ。
猫好きな樹さんは知ってるらしい。
なんだろう、このつんつん具合わ。
いつになったらデレが…
フクロウとか無理。
いくらせんぱいからのさそいでも。
昂秀とかに聞かれたら面倒でしょって言ったあなたさん。
確かにそうですね…
納得。←
瑠唯さんから上着を着せてもらってるあなたさん。
腹だしもしててオフショルダーなんて寒そう。
あったかそうな顔をしたあなたさん。
可愛すぎて写真を撮ってしまった。
やってしまった。←
なんて言い合いをしてた時、後ろから聞こえたきた言葉。
今日も今日とて先を越されていく同い年組でしたとさ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。