北人side

三代目さんのデビュー日にお祝いに行ったらしいあなた。

それに着いて行った壱馬。

GENEさんのデビュー日である今日もお祝いに行くと言い出したから俺が着いていくことにした。

壱馬に負けたくなかったからね。

あなたと入るとGENEさん勢揃いだった。

あなたはびっくりしてたけど、いつも通り挨拶をした。

一回会ったことのある涼太さんと龍友さんは仲良く話しをしてる。

他のメンバーの皆さんは目が点。

案の定横にいるあなたは不機嫌な顔をしてる。

クールだけど分かりやすいんだよね。

顔に出るタイプだから。

先輩だろうがズバズバ言うのがあなただからちょっと見ててヒヤヒヤする。

それはほかの皆さんもそうらしく、全員ヒヤヒヤ状態。

まさかの玲於さんに気に入られる始末。

え、ライバル増えた？

いやいや、さすがに玲於さんはないよなあ…

壱馬のことは岩さんから聞いてたらしく、ライバル増えちゃったよ、壱馬。

なんちゃって。

自分の考えを持ってて、主張できるのかっこいいな。

なんてしみじみ思いながら見てたら、あなたがこっちを見た。

首を振ってまた隼さんたちと話し始めた。

可愛い仕草もたまにするんだけどね。

本人は自覚なし。

突然涼太さんが話を振ってきて、あなたに睨まれた。

確かに俺言ったけど涼太さん、俺1週間口聞いて貰えなくなります…

先輩たちとも仲良くなれてるし、よかった。

とか親目線で見てたらほんとに俺たちの親から。

あ、LIKIYAさんね。←

失礼しましたと2人でお辞儀をして部屋を出た。

隣のあなたを見るとちょっと楽しかったみたいな顔してて。

微笑みながら言った。

やば、可愛すぎる。←