話が終わり、淡々の説明をされた。
今日明日は学校案内とかレクリエーション等の簡単な事だと言われる。
そして、私の学級の教室にたどり着いた。
試験の時の成績を元に構成されているらしく私は一番上のSだった。
まずは、自己紹介ということで先生から始まる。
そつなく先生は自己紹介を終え、私達の番になった。
みんなはそつなく話してる中、私の番になる。
「ブランシェ」と、名を聞いたとき辺りはざわつき視線が突き刺さる。
ただ、そのような視線は既に余るほど浴びたので、無視しながら座る。
その後も何人か終え、残り2人になった。
その人は、必要最低限を言いすぐに座った。
その人は明るく快活に自己紹介を終えた。
休憩時間になり、私の席には数人来た。
そのようなことばかり言われ、虫唾が走る。
ただ、そう伝える。
私はブランシェ家の人間ではあるけど一芸を持った人ではない。
「ブランシェ家」その言葉を永久に繰り返される。
ただ、そう言った。
ほぼ常套句だ。
そう言われて、私達は中庭へ向かった。
適性試験とは、魔法の大まかな3つの分類のどれが適しているのかを調べるものだ。
それぞれ、守護、攻撃、魔術の3種類。
チュテレールは回復や防御などの裏側に回るような魔法の事。簡単で誰でも覚えやすく、1番割合の多い系統だ。
イロアスは剣に炎を纏わせるように道具を使用した魔法の事。中級者に多く、慣れれば簡単だが、慣れなければ大変難しい魔法で2番目に多い系統だ。
そしてマギアは道具を使用しない事に特化した魔法の事。使える人はほんの一握りで、ブランシェ家の人は大抵これだ。
先生の説明を受け、いよいよ始まる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。