樹「あなた〜大丈夫か?」
あなた「う〜」
樹「大丈夫じゃないよな。薬飲んだ?」
あなた「まだ」
樹「持ってくる!」
急いで薬を取りに行ってくれる
それを見るだけで、少し楽になった気がする笑
10分後
樹「持ってきたよ〜」
あなた「遅かったね」
樹「じゃじゃーん!」
樹の後ろに隠していたのは、私の大好きなプリンだった
それも私の大好きなプリンは、コンビニとかじゃなくて、ケーキ屋さんとかで売っている少し高めのやつ
いつ買ったか謎だけど笑
あなた「えー!食べたい!」
一気に生理のことなんて忘れるくらいだった
樹「じゃあ、そんなあなたちゃん!食べるためには、条件があります!」
あなた「なに!なんでもするよ!」
樹「俺が食べさせてあげます!」
あなた「うん!」
普通だと、
『えっ無理、』
って言ってかっさらっていくけどね笑
実は普通だとあなたちゃんはお塩なんですよね笑
今日はなんといっても状況が違いますからね笑
樹「あ〜ん」
あなた「ん!美味しい😋」
樹「俺も食べよー」
ガシ
あなた「なんで樹が食べんの?私のために買ってきたんじゃないの?」
あなたちゃんの大好きなプリンなんで一口すら誰にもあげません
あなた「うそ!いいよ!」
樹からプリンとスプーンをとって
あなた「はい!あ〜ん」
樹「ん!めっちゃうまい!」
あなた「でしょ!」
いっつもお塩なのに、お砂糖になるあなたちゃんでした笑
❦ℯꫛᎴ❧
kokonaさん!
リクエストありがとうございました!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。