高校3年生
進路学習
あなた「大吾!進学?就職?」
大吾「進学かな〜」
あなた「ここの大学行きたいんやけど、東京なんよね…」
大吾「そうなんや…離ればなれになってしまうな…」
あなた「でも、ずっと一緒にいようね」
大吾「当たり前やろ!」
今はこんなに楽しく話しているけど、実は大吾と離れるのが寂しい
でも、そんなこと言ったら、大吾を心配させるかもしれないと思い、その気持ちは抑えていた
大吾とは高2の頃に出会った
大吾「あなたさんノート見せてくんなん?」
あなた「う、うん」
私は、人見知りで初めて話す人はこんな感じで話してしまう
大吾「ありがとう!あなたって呼んでいい?」
あなた「うん」
大吾「これからよろしくな!」
私たちが初めて話したのはこんな感じだった
私たちが付き合い始めたのは…
大吾「あなた〜明日ひま?」
あなた「うん!どうしたん?」
大吾「じゃあどっか行かへん?」
あなた「うん!どこ行くん?」
大吾「秘密!」
あなた「えー!笑」
次の日
大吾「あなた!行くぞー!」
あなた「うん!」
大吾「着いたよー!」
あなた「服欲しいん?」
大吾「まぁな笑とりあえず、自分の欲しいもの見に行こ!」
あなた「うん!」
数時間後
大吾「じゃっ行こっか!」
あなた「何か買ったん?」
大吾「まぁな笑お礼に何か奢ってやるよ!」
あなた「やった!じゃああそこのクレープ食べたい!」
大吾「ええよ!」
あなた「ありがとう!」
大吾「そろそろ帰るか!」
あなた「やね!」
大吾「実はさ!今日言いたいことあったんよ」
あなた「なに?」
大吾「俺さぁあなたのこと好きなんよ はい!」
袋の中に入っていたのは、私が欲しいって言ってたものばかりだった
あなた「いいの?」
大吾「うん!返事は?」
あなた「よろしくお願いします!」
ハグ
これをきっかけに、付き合い始めた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。