○○のこともっと知りたい。
○○にもっと愛されたい。
○○をもっと愛したい。
これが好きっていう事だよね?
もうすっかり夜になっていて○○は
なんだか帰る準備をはじめていた。
あれ?俺ってこういうやつだったっけ?
なんだか○○といるといつもの俺じゃ
ないみたいな感じになる。
○○はLINEでお母さんに今日は
友達の家に泊まって行くと伝えたらしい。
○○はそう言ってお風呂場に向かった。
俺はその間、夜ご飯の準備をしていた。
今日は簡単にオムライスを作ってみた。
実は〇〇の方のオムライスの中には細かく
薬を砕いたものをご飯の中に入れた。
念の為。今日、お昼飲ませたけど
一応怖いじゃん。
だから念の為ね。
薬、細かく砕いていれたしバレないよね?
いつの間にか○○はお風呂から上がってきてて
○○に目線を向けると俺の貸した服は
少し○○にしては大きすぎたみたいで
その姿さえ愛おしく思えた。
へぇーオムライス好きなんだ。
今日はオムライスにして正解だったな。
それから○○は俺の作ったオムライスを
美味しい、美味しいと言って食べてくれた。
あ、もちろん薬の事はバレてないよ?
薬の効果で○○は眠くなってきたのか
さっきよりも静かになった。
お風呂場に向かおうとすると...
○○は上目遣いで俺に言ってきた。
可愛すぎて結構、理性がぶっ飛びそうに
なるくらいやばかった。
おい、可愛すぎんだろ...。
普通の男ならここで襲っちゃうだろ
でも俺にはまだそんなことできなかった。
ちゅっ。
○○に軽くキスをした。
それだけで○○は顔を赤くしていて
恥ずかしそうに俯いていた。
-15分後-
俺がお風呂から上がってきた時は
○○はとっくにもう眠っていた。
なんて言いながら俺も○○と一緒に
同じベットの上で眠りについた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。