第4話

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2019/06/11 15:53
健人から薬を受け取りずっとキミに
どうやって薬を飲ませるか考えていたら
空はもう暗く夜になっていた。

菊池 風磨
菊池 風磨
んーでもどうやって薬を
飲ませればいいんだよ〜!
薬を飲ませる練習をしてみた
菊池 風磨
菊池 風磨
あの、この薬飲んでください
菊池 風磨
菊池 風磨
いや、可笑しいよな笑
菊池 風磨
菊池 風磨
この薬いりませんか?
菊池 風磨
菊池 風磨
いやいや怪しすぎ笑
1人でずっと練習をしていて
いつの間にか寝ちゃってたらしく
空には朝日が昇っていた。
時計を見てみると朝の7時30分
菊池 風磨
菊池 風磨
うわ!やべっ!
俺は急いで顔を洗い歯磨きをし
服に着替えちゃんと薬を鞄の中に入れ
急いで家を飛び出した。
駅に着いたのが7時45分。
ほんとギリギリだった。

今日もキミがいるか辺りを見回しても
キミの姿はなく落ち込んでいると
女の子が辛そうにベンチに座り込んでる姿が
みえた。
その顔をよくみたらキミだった。
俺はすぐキミの所に駆け寄った。
菊池 風磨
菊池 風磨
あの、大丈夫ですか...?
声をかけてあげると
キミは顔をあげ
○○ ○○
○○ ○○
大丈夫です。
○○ ○○
○○ ○○
ちょっと頭痛がしてるだけ
なので...。
と、応えた。
初めて聞いたキミの声。
すごく可愛い声だった。
○○ ○○
○○ ○○
あの、ありがとうございます(ニコッ
俺にだけ向けてくれた笑顔

何だか胸がドキドキして鼓動がだんだん
速くなるのがわかった。

薬をあげるのは今しかない!と思った俺は

キミに頭痛薬だと嘘をついてしまったんだ。

菊池 風磨
菊池 風磨
あ、俺
菊池 風磨
菊池 風磨
頭痛薬もってるから
もし良かったらこれ飲んで?
菊池 風磨
菊池 風磨
ちょっと水買ってくるから
そこで待ってて
俺は急いで自動販売機で水を買い
キミに薬と水を渡した。

キミはありがとうございます!といい

何にも疑いなく薬を飲んでしまった。

ほんとにこれでいいのか?なんて
思ってるうちにキミは眠たそうな顔をし
はじめた。
○○ ○○
○○ ○○
なんだか眠たいです...。
そういった途端

キミはベンチで寝込んでしまった。

菊池 風磨
菊池 風磨
健人の言う通り眠った...
菊池 風磨
菊池 風磨
え、どうするどうする
ちょっとパニクってしまい
冷静になって考えた結果

俺の家に連れて行くことにした。

家に戻りベットの上にキミを寝かせて
毛布をかけてあげた。

菊池 風磨
菊池 風磨
え、これでいいのか...?
菊池 風磨
菊池 風磨
これって誘拐にならないよな?
色々、嫌なことばかり考えてしまう。
でもキミが目覚めたらもう
俺のこと好きになってるんだよね?
早く目覚めてくれないかな?って
思いながらキミの事をずっと見ていた。
-2時間後-
またいつの間にか寝てしまっていた。
キミの方を見てみると気持ちよさそうに
まだ眠っていた。
菊池 風磨
菊池 風磨
おーい、まだ起きないの〜?
なんて言ってるうちにキミは目を覚ました。
俺は落ち着いて冷静にキミに話しかけた。
菊池 風磨
菊池 風磨
おはよ。
菊池 風磨
菊池 風磨
俺、風磨だよ。
菊池 風磨
菊池 風磨
菊池風磨。
そう言ったらキミは笑顔で
○○ ○○
○○ ○○
風磨くん何言ってるの?笑
○○ ○○
○○ ○○
そんなの知ってるよ〜笑
やっぱり健人が作ってくれた
この薬はほんとなんだ。
改めて健人の凄さを実感した
菊池 風磨
菊池 風磨
だよな笑
菊池 風磨
菊池 風磨
一応、言ってみただけだよ
○○ ○○
○○ ○○
もう〜!風磨くんのばーか
なんて可愛く言うもんだから
俺はキミを抱きしめてしまった。
菊池 風磨
菊池 風磨
そういえば名前はなんて
言うんだっけ?
冗談交じりでキミに聞いてみた
○○ ○○
○○ ○○
もう、忘れちゃったの??笑
○○ ○○
○○ ○○
○○だよ!
○○ ○○
○○ ○○
今日の風磨くん可笑しい〜笑
菊池 風磨
菊池 風磨
ごめんごめん。冗談。
菊池 風磨
菊池 風磨
知ってるよ。
○○っていう名前なんだ。

可愛い名前。キミにぴったりだ。

初めてキミの名前を知った日。

初めて○○の声を聞いた日。

初めて○○の笑顔をみた日。

初めて○○を抱きしめた日。

それに、今日○○と彼氏彼女になった日。
○○には申し訳ないけど俺はやっぱり
○○のこと好き。大好き。

もう絶対離さないし

もう絶対他人なんかにさせない。

俺達はずっと一緒だよね。

てか、ずっと一緒にいるし○○のこと
ずっと離すきなんか1mmもないし。

今日、俺の中で何かが狂い初めた日でもあったのだ。

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