私は高校受験を控えている。
中二までは、家で勉強してたんだけど
なかなか成績が上がらなくて、個別指導の塾に
行くことになった。
ーーかりんsideーー
今日から、ここで勉強するんだ。
友達作りも頑張らなくちゃなぁ〜
まぁ入ろ。
受付で名前を確認し、ブースの中に入って行った。
ついたブースには、たくさんの女子と、
真ん中で女子の話をテキトーに聞いている
若い男の人がいる。
ありゃ?ブース間違えたかなぁ?
なんて考えていると、
かりんちゃんだよね?と言われた。
私は慌てて返事をした。
「今日から、1年かりんちゃんの英語担当の
西村恒星です。よろしくね。」
うわぁぁぁ/////男の人にちゃん付けで呼ばれるなんて。
゛キーンコーンカーンコーン ゛
なんて考えているとチャイムが鳴った。
あれ?ここ分からないなぁ、。
私が悩んでいる事を察したのか、先生は
乗り出してきて教えてくれた。
先生の英語はとてつもなく分かりやすかった。
フワッと先生からいい匂いがした。
爽やかな香り。
ふわふわの髪の毛。
綺麗な鼻筋。
ごつごつした手。
かりんちゃん?大丈夫?
私は我に返った。ぼぉーっとしていたみたい。
先生に見つめられている。何だか顔が熱い。
私はその気持ちが恋ということに
気がつかなかった。
こんにちは 😬🌈
ほまれんです!
次回もお楽しみに!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。