卒業式
あなたside
私は、この日を待ちわびていた、
なぜ、?私は、この日、家を出る予定だ、
何処に行くかは、分からない、
でも、自分は、どこまで行けるのか、
いま、私が持っている力で何が出来るのか、
それを知りたかったから、
よし、、この家をでよう!
ガチャ
私は、宛もなく、走り出した、
少し寒さが残る4月
みんな、卒業でワイワイだ、
でも、そんななか、1人で走る、私、
孤独と共に、
自由を感じた、
がんじがらめにされていた私を
解き放つような、感じだった、
肌で感じるこの自由
私は、そこら辺にあった、自転車を盗んでまた、走り出した
行き先なんて分からない、
だんだん日が暮れる、
そんなの感じない、
もう、何も感じない、
いや、感じたくない、
なにか、新しい自分を解放しているような気が
した、
隠していた本当の私、、
あー、もうここは、どこだろう、
知らない場所、
でも、それでいいんだ、
もう、それでいいんだ、、
そんな時、ふと頭をよぎったこの言葉
「また、みんなで、遊ぼ、、、、約束や、」
あー、こんな言葉思い出さなきゃよかった、、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。