周りの人々が驚いている中
あなたとケインは冷静に状況を把握する。
ケインはメリオダスに近づくと
真剣な顔を向ける。
守ろうとしたーーー
全てを守りたかったーーー
その瞬間、ケインは嬉し涙を流し
メリオダスに抱き付く。
そして、その言葉が聞きたかったんだ
本当に良かった、と安堵の声を発する。
ケインは満面の笑みでそう言う。
これに会場がまた盛り上がるのだった。
あなたは無言で舞台に上がる。
キョトンとするメリオダスに
あなたは笑みを浮かべ縦に頷く。
メリオダスは不思議な顔で
そしてあなたは目を細めて声の方へ向く。
すると大きな胸を揺らしたり見せ付けたり
またはスカートの裾を持ち上げている女がいた。
あなたは顔に影を作ると
冷めた目でメリオダスを見つめる。
当の本人は見覚えがないと頭をかく。
バンは笑うと先程の女に袋に入った大金を渡す。
それを女は嬉しそうに受け取った。
どうやら女はバンが雇った者の様だった。
しかし、あなたもメリオダスも
その事について何も知らない。
メリオダスはあなたの言葉に振り向く。
あなたは油断しているメリオダスを
地面に叩きつけめり込ませる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!