メリオダスが地面に抉り込むと同時に
喧嘩祭りの会場に亀裂が走り突風が吹く。
突然の揺れに会場中が騒ついた。
頭が地面に埋もれていたメリオダスは
両手に力を入れて抜け出す。
あなたは拳を振り上げ
屈んでいるメリオダスに向けて拳を振り下ろす。
そしてそれを間一髪で避けたメリオダスは
冷や汗を流す。
あなたは格闘能力を強化させる修羅道を使い
再びメリオダスに拳を振るう。
そんなあなたの隠れた右眼から
藍色の炎が出ていた。
再びメリオダスは間一髪でかわす。
行き場を失った拳の風圧は観客に吹き荒れる。
そこから始まった攻防戦に会場は耐えられず
段々とヒビ割れと地震が大きくなっていく。
その状態に観客達はハウザー達を含め
皆が一様に青ざめていた。
呆けているエリザベスの視界には
2人の激しい格闘が写っている。
そして当の本人達は
周りを気にしている素振りは全くなかった。
メリオダスはあなたの攻撃を交わし拳を振った。
そして後ずさったあなたに追い打ちをかける。
メリオダスは拳を振り下ろそうとした瞬間
ディアンヌが視界に写る。
ディアンヌを見て目を丸くしたメリオダスに
あなたは容赦なく蹴りを喰らわす。
再び蹴りを出したあなたの攻撃を
メリオダスは会場の亀裂の中に入り回避した。
しかしあなたはそのまま蹴り技を出す。
そしてメリオダスはそれを亀裂をうまく利用し
回避し続ける。
端から見るとまるでモグラ叩きの様だった。
次々と浴びせられるブーイングに
メリオダスとあなたはピクリと反応し、停止した。
そう言って観客達を鼻で笑うメリオダスは
いつもの雰囲気はなく、異様な空気を発している。
メリオダスは目にハイライトを無くし
悪人顔で不敵に笑った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!