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第10話

よしくんの晩ご飯
395
2018/05/09 15:44
-義経side-
現在、15時30分。

そろそろ晩ご飯の買い物に行く時間。

いつもは美加が作るんだけど
今日は俺が作ろうと思って。

んでどうしようか迷ってる。

美加は俺が作る物すべて美味しい言うから
迷ってしまうんだよな

それに極めつけは俺が作る物なら
なんでもいいって事
義経
なんでもいいが1番困んだよな
クッ○パッドを、開く

飲食店に働きながらもこれを
開くのはどうかと思うんだけど
ここにはなかなかいい物が揃ってる

俺ですら作ってみたいものまであるから
すげぇ便利なんだよな。
義経
よし、これに決めた
財布と携帯と車の鍵をもち家を出る

夕方が近づいてくるにつれ
日も傾いてくる

いつもいくスーパーに向かう途中
電話がかかってきた。

みると美加からで…
義経
『もしもし…どした?』
返事が来ない…

どうしたんだろうか…?
義経
『美加?』
美加
『うぅ…よしくん…』
美加は泣いてるみたいだった。。
義経
『美加、どうした?』
美加
『あのね…?赤ちゃんが死んじゃう夢…みたの』
義経
『そうか…』
俺はなんとも返せない…

上辺だけの気持ちだけじゃ
美加ほ落ち着かない
美加
『どうしよう、よしくん…赤ちゃんになにかおきたら…』
義経
『大丈夫だ、その夢を見ただけでなんとも無いかもしれないじゃないか。とりあえず次の検診まではそっとしておこ?』
美加
『うん』
プーッ_プーッ_プーッ_
もう晩ご飯がどうとか考えてられない。

俺はさっと作れて美加も好きって
言ってくれたナポリタンにする事にした

材料をさっと買いお金を払う時間も勿体無いなくて
クレジットで支払いを済ませた。

材料を袋に詰め車に向かう

こんな事してる間に美加は1人怖がっている

早く家に帰らないと。。。

流石に車だし信号無視をするのは出来ないから
信号に早く変われと念を送る。
__5分後
義経
美加!
俺は家に着いた。

美加はリビングのソファに座って泣いている

静かにハグをした
美加
うぅ…よし…くん
義経
大丈夫、大丈夫。
赤ちゃんは大丈夫だ。
大丈夫。という言葉なんて簡単に言える。

ただ、俺の直感が大丈夫だと思ったんだ
義経
美加、次の診察は?
美加
2週間後…
義経
わかった。
ちょっと待ってろ
プルルルルルルルル
店長
もしもしお疲れ様です。
ベアーレストランの店長、南です。
義経
もしもし、店長お疲れ様です。
店長
おー!義経君ではないか!
どうした?
義経
店長、急に言うのはダメだと思ってます。
ですが来週から1週間。
正確には美加の検診の1週間前から終わるまで休みを頂きたいんですが…?
店長
なにがあったんだ?
義経
多分、大丈夫だとは思うんです、夢の話なんで。
赤ちゃんが死んだ夢を見たらしいんですよ。
それで今も震えてるんです。
1週間は我慢して…
店長
義経君!!!!!
義経
は、はい!
店長
検診いつなんだ?
義経
美加曰く2週間後だそうです
店長
わかった、任せろ!
俺から休み命令を出す。
だから、美加ちゃんのそばにいてやれ
絶対だぞ。なにがあっても離れるな
義経
店長…
店長
大丈夫、任せとけ。
義経
ありがとうございます!
店長
あぁ。
それじゃ、お疲れ様〜
義経
お疲れ様です!
店長から直々に休めと言われたから
店長の奥さんもなった事があるのだろうか?

いや、そんな話は1度も聞いた事ないが…

とにかく検診まで休んでいいという事を美加に伝える

美加はなにか言いたげだが顔がホッとしている。

そして何かを考えてから
美加
よしくん、ありがとう。
そしてこんな事言うのもなんだけど
お腹空いちゃった…
時計をみるとそろそろ19時…

買い物をする時は確か15時代だったような…?

まっでも、そんな事を気にせずに
ナポリタンを作る
美加
今日の晩ご飯なーに?
義経
今日は、美加の好きなナポリタンだよ
美加
わっ…!!!!
はは、喜んでる喜んでる。

良かったあ…
こうしてナポリタンが出来上がり、
2人で食べて、お風呂に入り
今、布団に入ってるとこ…

なんだが
義経
美加、大丈夫だから寝な?
美加
うん…
あんな夢を見た美加は寝るのを躊躇っている。

って、それもそうか。

ひでぇ夢をみて寝ろなんてキツイよな…
義経
美加…おいで?
久しぶりに美加を抱きしめる

すると安心したのか美加の瞼が閉じていき
少しすると寝息が聞こえた

とにかく寝れた事に一安心。

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